研究課題/領域番号 |
19K21680
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分5:法学およびその関連分野
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研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
小寺 智史 西南学院大学, 法学部, 教授 (80581743)
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研究分担者 |
磯部 哲 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (00337453)
岡田 希世子 九州産業大学, 地域共創学部, 准教授 (40389383)
奈須 祐治 西南学院大学, 法学部, 教授 (40399233)
鵜飼 健史 西南学院大学, 法学部, 教授 (60705820)
高 史明 神奈川大学, 人間科学部, 非常勤講師 (90594276)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | CAM / 補完代替医療 / 憲法 / 行政法 / 消費者法 / 国際法 / 政治学 / 言説分析 / 健康食品 / サプリメント / ホメオパシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、補完代替療法(Complementary and Alternative Medicine, 以下CAM)に対する日本の法規制の現状と課題を分析し、今後求められる法規制のあり方を明らかにするものである。本研究では特に、科学的根拠に基づかない健康食品・サプリ及びホメオパシーに対する法規制について、次の3つの観点から研究を行う。第1に、CAMに関する利用・情報の拡散の程度及びその原因に関する分析である。第2に、CAMに関する日本の現行の法規制の分析である。第3に、CAMに関して将来必要な法規制の分析である。これらの観点から、CAMに対する法規制の問題点及び今後の法規制の様態を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、憲法、行政法、消費者法、国際法、政治学及び社会心理学という学際的なアプローチを通じて、補完代替医療に対する日本の法規制の現状と課題を分析した。本研究を通じて特に明らかとなったのは、補完代替医療が世界的な広がりを見せる一方で、法規制が追い付いていないという現状である。特に、補完代替医療に関して適切な情報統制の仕組みを法その他の規制を通じて構築する必要が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では補完代替医療に対する日本の法規制の現状と課題について、様々な学問領域を横断して研究を行った。補完代替医療に関する学際的なアプローチは世界的にも先端的なものである。日本のみならず、補完代替医療が世界的に拡大を見せるなかで、同医療の適切な発展のためにどのような法規制が必要かを論じることは、大きな社会的な意義がある。特に、本研究が明らかにした適切な情報統制の仕組みの必要性は、今後の法規制の在り方に有益な示唆を与える。
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