研究課題/領域番号 |
19K21681
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分6:政治学およびその関連分野
|
研究機関 | 日本大学 (2020-2021) 新潟県立大学 (2019) |
研究代表者 |
窪田 悠一 日本大学, 法学部, 准教授 (40710075)
|
研究分担者 |
原田 勝孝 福岡大学, 経済学部, 准教授 (30738810)
伊藤 岳 広島大学, 国際協力研究科, 助教 (80773895)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 長期的影響 / 戊辰戦争 / 現代日本 / 現代日本政治経済 / 内戦 / 地理情報データ / 超長期的因果関係 / 歴史事象 / 日本政治経済 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、歴史事象の現代社会における影響を考察の対象とし、超長期的因果関係の分析 に基づく新たな実証的社会科学研究を提唱することを目的とする。特にここでは、戊辰戦 争における戦闘や暴力の遺産が現代日本政治経済に与える影響について実証データを収集 しながら考察する。この目的のために本研究では、a) 戊辰戦争における戦闘・暴力の発生 メカニズムの解明、b) そうした政治暴力と現代市民の政治意識・行動、また経済活動の関 係性の分析を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究は、戊辰戦争における戦闘や暴力の遺産が現代日本社会に与える影響について実証データを収集しながら考察した。この目的のために本研究では、a) 戊辰戦争における戦闘・暴力の発生メカニズムの解明、b) そうした政治暴力と現代市民の政治社会行動との関係性の分析を行った。本研究では歴史的な内戦事例を対象とした先駆的実証分析を行うとともに、近代日本における最重要事象の一つである戊辰戦争の遺産についてのデータ分析を通して社会的要請の高い問題に学術的な回答を行った。また、歴史事象が及ぼす影響の定量的な推定によって、関連分野の方向性を大きく変え、学際的な波及効果を生み出すことを意図した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は以下の3点にある。第一に、近代日本の内戦を対象とした先駆的実証分析と、後続研究が利用可能な新たなデータセットの構築である。また第二に、本研究の成果は現代社会における歴史的遺産の理解を促すことにもつながる。そして第三に、これまで重要性が指摘されながらも中心的に扱われてこなかった歴史事象が及ぼす影響の定量的な分析の提示によって、政治学だけでなく周辺学術分野の方向性を大きく変える学際的な波及効果が大いに見込まれることである。
|