研究課題/領域番号 |
19K21731
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
相澤 真一 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (00456196)
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研究分担者 |
高橋 かおり 立教大学, 社会情報教育研究センター, 特定課題研究員 (30733787)
辻 竜平 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (40323563)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 職業芸術家 / 音楽家 / 美術作家 / キャリア / 教育 / 生きること / 専門職 / 芸術家 / ネットワーク / 文化資本 / 社会関係資本 / 音楽 / ビジュアルアート / ベルリン / 海外 / 欧州 / 都市 / 社会的ネットワーク / 外国語 / 学歴 / 外国語運用 / 進学 / 就職 / 転職 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、グローバル社会のなかでサバイバルしようとする職業芸術家に焦点を当てて、彼らのネットワーク構築関係を定量的・定性的に分析するデータセットを作成する。このデータセットを分析することにより、国際発信可能な学術的水準の高いネットワーク分析を産み出すことを目的とする。本研究は、社会学でも世界的に新奇性が注目されているドイツやフィンランドの都市を調査地点に選択し、「ネットワーク分析だからこそ活きるデータ」を集め、新たな再帰的な変化を含めたネットワークデータの構築と分析を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、職業芸術家に焦点を当てた調査研究を行った。専門職のキャリア形成のネットワーク分析としての可能性について2020年度、21年度に発表を行ってきた一方で、文化資本、社会関係資本の概念を統合させる可能性も含めて、2020年に『音楽で生きる方法』を出版し、音楽家という実践家との作業自体がアクションリサーチとも見ることのできるネットワーク研究としても、文化資本、社会関係資本の形成過程とも見ることのできる著作を出版することができた。また、査読付きでの国際学会発表を複数件行い、国際発信可能な学術的水準の高い知見を産み出す萌芽は得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、職業芸術家への多数のインタビューを通じた研究を発表することにより、専門職のキャリアについて、多くの人に知る機会を提供できた点での学術的意義と社会的意義がある。それだけでなく、実際にキャリアとして目指すにあたり、どういう可能性と困難があるか、についての学術的意義だけでなく、そのような専門家を目指す際にどのような発想が必要なのかについて著作に対して非常にポジティブな感想を数多く頂いており、一部はインターネット上でも読むことができる。ここに本研究を実施した社会的意義が端的に現われている。
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