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医療的支援が必要な子どもの実態把握のための方法論開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K21732
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分8:社会学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学 (2021-2022)
国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2019-2020)

研究代表者

新城 大輔  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (10707285)

研究分担者 余谷 暢之  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 総合診療部, 医長 (70593127)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード医療的ケア児 / NDB / データベース / 医療的ケア時 / DPC / 子ども学
研究開始時の研究の概要

医療技術の進歩により重症児の救命率が向上してきた一方、退院後も継続的に医療的支援を必要とする子どもが増加し、家族、財政、保育・教育を含めて社会に大きな影響を与えています。しかし、現時点ではこれらの医療的な支援を必要とする子どもたちの情報は極めて乏しい現状があります。
本研究では、本邦の大規模医療DBから、アンケート等に依存せずに継続的な医療を必要とする子どもたちを特定・分類・追跡する方法論を開発します。NDB/DPCデータから当該方法論の開発やリスク因子を特定し、継続的医療を必要とする子どもの疫学的背景や割合・地域差・社会資源との関連、分類グループ毎の対策検討に資する有益な情報を創出します。

研究成果の概要

本研究においては、医療的ケア児の特定並びに周辺領域を含めた基本的な疫学情報を創出することができた。本研究の代表的な成果は次の2点である。
①DPCデータ解析により、早産児における退院時在宅酸素のリスク因子を特定し、また、施設間のばらつきの評価を行い、その実態を明らかにした。
②匿名レセプト情報であるNDBデータに基づく分析により、医療的ケア児の基本情報、デバイス種類別のデバイス離脱までの期間、ならびにデバイス増加のリスク因子を明らかにした。更に、医療的ケア児となることが多い染色体異常疾患患者における手術の有無がアウトカムに与える影響を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会構造の変化に伴い徐々に高齢出産・ハイリスク出産が増加しており、早産児や先天性障害を有する児の割合が増加していることが知られているが、継続的な医療的ケアを必要となる医療的ケア児について全体像、経年変化、離脱機関等の基本的な情報が不足していました。本研究は、大規模医療データベースを活用して医療的ケア児の実態把握を行う方法論を開発するとともに、疫学情報を創出することでこれらの児のケアや家族にとって有益な情報を創出することができました。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2024-01-30  

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