研究課題/領域番号 |
19K21743
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
礒田 正美 筑波大学, 人間系, 教授 (70212967)
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研究分担者 |
鹿野 利春 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (20770168)
上野 耕史 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (20390578)
銀島 文 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総合研究官 (30293327)
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (70187053)
溝口 達也 鳥取大学, 地域学部, 教授 (70304194)
岸本 忠之 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (50324025)
小原 豊 関東学院大学, 教育学部, 教授 (20375455)
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
青山 和裕 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10400657)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | コンピュータ思考 / 数学的思考 / 統計的思考 / 教育課程 / リテラシー / STEM教育 / 人工知能 / データサイエンス / 情報教育 / 数学教育 / コンピュテーショナル・シンキング / プログラミング的思考 / データサイエンティスト的思考 / APEC / アルゴリズム的思考 |
研究開始時の研究の概要 |
2019年は高等学校、2020年は小・中学校に焦点を当て、APEC教育課程調査官研修への提案準備を行う。先端のAI研究者・AI教育利用研究者(海外研究協力者)と協働し資料並びに関連機材を探索収集し、それを基盤に、教育課程開発・実施の責任者である国立教育政策研究所研究者と協働して教育内容の構成要素を探り、その範例教材を教材開発専門家である教科教育研究者と生み出す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、AI社会を先導する未知の情報教育内容像を挑戦的に提案することにある。その萌芽として、第4次産業革命の基盤をなすコンピュテーショナルシンキング(AI時代のコンピュータを活用する際の思考法)を、情報科・算数数学科などの教科教育で総合的に育成する情報教育内容の構成要素を探索することにある。研究成果は2021年度に本研究の成果を込める形で発行されたAPEC域内への教育課程改革勧告文書Developing Computational Thinking on AI and Big Data Era for Digital Societyに集約された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、日本政府が推進するAPECプロジェクトにおいて日本が先導する成果を、APEC域内への教育課程勧告文書として提出した点にある。 その勧告はComputational Thinking及びStatistical Thinkingを従来枠組みを超えた、今日的視野で展開し、学校段階毎の教育可能性を事例によって示したことである。小学校段階では、コンピュータ抜きでComputational Thinking が育成し得ることを例示した。それはChatGPT時代の教育像を見通す視野である。 ASEANでは礒田の提案で、小学校段階向けにこの成果を敷衍するプロジェクトを立ち上げることになった。
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