研究課題/領域番号 |
19K21749
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
宮寺 庸造 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10190802)
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研究分担者 |
中村 勝一 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (60364395)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 潜在教材リポジトリ / e-learning教材 / 教材収集 / 規格準拠状況診断 / 教材標準規格 / 横断的教材検索 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,教材コンテンツ充実の阻害要因として,「規格に準拠した教材作成の負担」と,規格に完全に合致した公開教材が限られるが故の「教材発見の困難性」という連動する二重構造の問題に焦点をあて,双方に対する実効的支援の実現を目指す.そのために,規格未準拠の公開教材を分析し,規格に照らしたメタデータを抽出する手法を開発する.その上で,特定複数のWebサーバから規格未準拠教材を柔軟かつ横断的に収集し,自動的に潜在教材リポジトリを自動生成するメカニズムを開発する.これを導入した支援システムを開発することで,教材の検索可能化・規格準拠のための示唆の両面的支援を提供し教材コンテンツ充実の新たな可能性を示す.
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研究成果の概要 |
本研究では,e-learningの実際的発展のために不可欠な教材コンテンツの充実を阻害する要因として,「標準規格に準拠した教材作成の負担」と「教材発見の困難性」という連動する二重構造の問題に焦点をあて,それらに対応可能な形で,利用者の教材発見,作成者の現実的規格準拠,双方に対する実効的支援の実現を目指す.そのために,規格未準拠の公開教材を分析し,規格準拠に関わるメタデータを抽出する手法を開発した.その上で,複数のWebサーバから規格準拠状況に対して柔軟に教材を収集し,メタデータや所在情報等と共に体系化して潜在教材リポジトリを自動生成するメカニズムを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで目前に存在を認めながら十分に活かされてこなかった潜在教材を活用可能化し,標準規格準拠へのハードル軽減支援を合わせて提供することで,獲得・作成の両側面からe-learning教材充実の意義を有する.
また,教材の標準規格準拠状況やメタデータ,未準拠教材に不足している要素などを所在情報と共に整理し,教材リポジトリを生成することで,教材作成者に対する標準規格準拠のための示唆,教材利用者に対する教材獲得支援の双方に寄与する基礎情報の創出に挑戦する本研究は,従来とは異なる視点での知見積み上げを可能とし,教育工学研究の新たな可能性を提示する意義を有する.
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