研究課題/領域番号 |
19K21753
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
土佐 幸子 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40720959)
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研究分担者 |
石井 恭子 玉川大学, 教育学部, 教授 (50467130)
笠 潤平 香川大学, 教育学部, 教授 (80452663)
後藤 顕一 東洋大学, 食環境科学部, 教授 (50549368)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 高校理科授業の改善 / アクティブ・ラーニング / 授業参観指標の開発 / 教員研修プログラム / 教員養成プログラム / アバター・ロールプレイ / 指導方略に関する知識 / 高校理科授業 / 授業評価指標の開発 / PCK / 教員研修 / 教員養成 / アクション・リサーチ / AL型授業開発 / 国際比較 / AL型カリキュラム開発 / アクティブ・ラーニング型授業 / 高等学校理科 / 国際比較研究 / カリキュラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、高校理科(物理・化学)において一方向型の授業からアクティブ・ラーニング型の授業に変革を図るため、①日本・米国・中国の3か国において、高校理科授業を実地に参観し、その授業データをアクティブ・ラーニングと高大連携の視点から量的・質的に分析を行い、日本の高校理科授業の特徴と課題点を明らかにする。②国際比較調査の結果を踏まえ、米国の生徒任せ型でも中国のトレーニング型でもない、日本独自の高校理科カリキュラムを開発し、現職教員の協力の下に授業実践と効果検証を行う。③開発したカリキュラムを、現職教員、教員志望学生、さらに学会発表等を通じて理科教育界に広め、日本の高校理科授業改革を図る。
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研究成果の概要 |
日本の高校理科(物理・化学)授業をアクティブ・ラーニング(AL)型に変革するために、国際比較調査を計画したが、コロナ禍で中止せざるを得なくなった。そこで、国際的な授業参観指標RTOPの日本語版を整備し、これを日本の授業に用いることによって、その点数の範囲と授業傾向との関連を同定した。また、アバターロールプレイを用いた教員研修プログラムを開発し、アバター相手に指導方略を試すという、改善のための具体的な練習方法を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RTOPは国際的なAL型授業評価指標であり、これを日本の研究者も使えるにように整備した利点は大きいと考える。RTOP日本語版は、米国物理教師学会のサイトPhysPortに掲載されており、誰でもダウンロード可能である。RTOP日本語版は、理科授業のAL度を数値的に表すことを可能にした。自己評価にも使える。また、アバターロールプレイを教員研修に用いる試みは日本初であり、現職教員と教員志望学生に具体的な練習の機会を提供する方法として期待できる。
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