研究課題/領域番号 |
19K21756
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
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研究分担者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
竹内 理恵 琉球大学, 医学部, 客員研究員 (00623084)
渡辺 隆一 信州大学, 教育学部, 特任教授 (10115389)
城川 美佳 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (10177785)
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
友川 礼 松山東雲短期大学, その他部局等, 講師 (50796034)
小林 潤 琉球大学, 医学部, 教授 (70225514)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 新型コロナウイルス感染症 / 保育施設 / 保育士 / メンタルヘルス / ワークエンゲージメント / 健康増進活動 / ヘルスプロモーション / レジリアンス / ECD / 開発途上国 / 日本 / 健康増進 / ネパール / ラオス / 健康診断 / コロナ / アジア / 途上国 / 発育発達評価 / アフリカ / 就学前教育 / ケイパビリティ / 就学前 / Capability / スケール |
研究開始時の研究の概要 |
就学前の子どもの発育発達の評価の実施は、発育発達の遅延、肥満及び栄養失調の早期発見を可能にし、発育発達課題や障害に応じた支援を提供することや将来の生活習慣病等のリスクを下げることにも貢献する。しかし、多くの開発途上国では、就学前の子どもの発育発達の評価は十分に実施されておらず、その方法や実態も明らかにされていない。そこで、本研究では、子どもが持つ潜在能力を最大限に生かすために、アジアの後開発途上国での学校と地域の連携による子どもの健全な発育発達を支援するためのアプローチとして、発育発達の評価方法とその実施のための研修プログラムを開発することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究の当初の目的は、アジアの後発開発途上国において、子どもの学習能力を最大限に引き出すための成長発達の評価とそのモニタリングのためのトレーニングモジュールを開発することであった。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響を受けて、海外における研究を日本国内の就学前施設における健康増進活動に関する研究に変更した。具体的には、日本国内の就学前教育施設とそこで働く保育士を対象に、新型コロナウイルス感染症蔓延下での施設内での健康増進活動の実施状況、新型コロナウイルス感染症対策の準備状況と実際の対策の現状、保育士のメンタルヘルス、ワークエンゲージメントとそれらに影響する因子について調査を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型コロナウイルス感染症の蔓延下において、就学前施設では、設置主体の違いによって、実施されていた健康増進活動や感染予防活動に対するレディネスの違いがあることが明らかになった。また、行政に対する支援としては、保育現場の実情の理解と感染リスクの認知が求められていることが明らかになった。また、コロナ禍で、保育士のメンタルヘルスやワークエンゲージメントを良好に維持していくためには、個人レベルでの健康関連活動に関するレディネスを向上させていく必要が示唆された。また、保育士の健康効力感を保持増進していくためには、個人レベルでの健康関連活動と施設の感染症に対するレディネスを向上させていく必要が示唆された。
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