研究課題/領域番号 |
19K21759
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
石丸 宏一 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 技術職員 (00534330)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 触図 / 疑似触覚 / ハンドトラッキング / 視覚障害 / 学習支援 / 視覚障害者 / 画像処理 |
研究開始時の研究の概要 |
触図という触って分かる凹凸の付いた図を利用した学習ツールは種々開発が行われているが、晴眼者向けの教材を加工するなどして事前に触図を作成する必要があり、準備に時間と労力を要する。本研究では、Webカメラで映した凹凸のない図(晴眼者向けの教材)を触ったとき、指に振動を与えることであたかも凹凸のある触図を触っているかのような疑似触覚を実現し、音声案内で自主学習できるツールの開発を行う。
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研究成果の概要 |
触図を利用した学習ツールは種々開発が行われているが、触図の作成には専用の立体コピー機等が必要となる。また、触図の数が多くなると持ち運びや管理に手間がかかるようになる。本研究では、スマートフォンのカメラで映した学習者の指先の位置を認識し、凹凸のある触図を触っているかのような疑似触覚を振動デバイスを通じて指に振動を与えることで、物理的な触図を使用せずに音声案内で自主学習できるアプリの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
市販されている触図教材は数が限られているため、晴眼者向けの教材を加工するなどして触図を作成することが多い。しかし、触図を作成するためには専用の用紙や立体コピー機等が必要となり容易とは言い難い。本研究では、スマートフォンと振動デバイスを用いることで凹凸のある触図を利用せずに図の学習を行うアプリの開発を行っており、可搬性の向上やコスト削減に加えて晴眼者向けの教材を簡単な編集で利用できるようになり得ると考える。
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