研究課題/領域番号 |
19K21770
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
古田 壮宏 奈良教育大学, 教育連携講座, 教授 (60453825)
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研究分担者 |
青木 智史 天理大学, 参考館, 学芸員 (20507842)
中村 武弘 奈良教育大学, 次世代教員養成センター, 特任講師 (30824635)
伊藤 剛和 奈良教育大学, 教育連携講座, 教授 (40249488)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 3Dプリンタ / プログラミング教育 / メディアの活用 / プログラミング的思考 / ものづくり / 教科横断型学習 / 課題探究型学習 |
研究開始時の研究の概要 |
現在,急速に普及しつつある3Dプリンタは,教育現場においても視覚的・体感的なインパクトを与えつつ,3次元的な構造を活かした学習に役立てることが期待されている.一方,新学習指導要領ではプログラミング的思考の育成を目指したプログラミング教育が導入される.本申請課題では,3Dプリンタを使った課題探究的な活動のプログラミング的思考を育成する学習方法としての可能性の追究を目的とする.これを実現するために,プログラミング教育の現状を調査するとともに,3Dプリンタを使った課題探究的な活動のための教材開発と学校現場での実践を進める.そして実践事例を収集し,その教育・学習効果による分類と整理を行う.
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研究成果の概要 |
本研究課題では、プログラミング教育の現状を踏まえつつ、学校現場で活用可能な教材について、特に、教科横断的な活動や文化財・文化遺産を用いた教育を推進することに着目し、検討・開発を行った。一部の教材については学校現場での実践により、その適用可能性を評価した。実践当日の生徒らの様子やアンケート結果、制作物からは、生徒らがどのようなものを作成するかをあらかじめイメージし、実際に3Dデータを作成、出力したものを確認、検討するというプロセスを試行錯誤しながらすすめている様子を確認することができた。本研究課題で開発した教材群は、さらなる教材の開発を展開していく上で基本的な枠組みとして役立つものと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3Dプリンタは学校での活用も期待されているが、具体的な活用方法は十分検討されているとはいえない。このような現状に対して、本研究課題では3Dプリンタを活用した教科横断的な活動のための教材や文化財・文化遺産を対象とした教材を開発した。それらを用いた実践の結果から、これまでの教科の学びを活かしつつ、問題解決力やプログラミング的思考の育成に資するものとして、今後、3Dプリンタが学校に普及していくための基本的な枠組みとして有用であると考える。
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