研究課題/領域番号 |
19K21771
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
曽我 真人 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (60252839)
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研究分担者 |
西村 竜一 和歌山大学, データ・インテリジェンス教育研究部門, 講師 (00379611)
尾久土 正己 和歌山大学, 観光学部, 教授 (90362855)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | PBL / アクティブラーニング / HCI / 要素知識 / 技能 / メタ知識 / 演劇 / 認知モデル / 質保証 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,(1)モノづくりやコトづくりに関するアクティブラーニングの有効性を説明するための認知モデルを明らかにする。さらに,(2)その認知モデルに基づいて,半期15回の授業にて,要素知識とメタ知識の獲得を目的とする授業のフレームワークを明らかにする。さらに,(3)その認知モデルとフレームワークの有効性を証明するために,ビジネス英語の授業,および,ヒューマンコンピュータインタラクションの授業をテストケースとして授業を実施し,評価を行う。
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研究実績の概要 |
2022年度は,前期はコロナ感染症の蔓延に伴い,ひきつづき,遠隔授業が多く行われていた.本研究課題の実践を行う予定であった,ビジネス英語の授業も,前期に遠隔で行った.そのため,本研究課題でPBL形式で,創作英会話文をグループワークで作成し,英語発話による小演劇を行う学習法の実践は,実施できなかった.なぜなら,遠隔授業では,ビデオで映像を共有しても,身振り手振りの身体動作がよく見えないため,小演劇として行うことが困難であるからである. 実は,本課題が採択され,研究を開始したのが2019年度の7月であるが,2019年度の前期のビジネス英語の授業はほぼ終了していた.採択後の初めてのビジネス英語の授業は,2020年度前期に行ったが,コロナ感染症のため,遠隔で行い,本研究課題は実践できなかった.2021年度,2022年度についても,遠隔授業であったため,実践できないままであった. 一方,本研究課題のもうひとつの実践の場であるヒューマンインタフェースデザインの授業は,2022年度は第3クォータに対面で行うことができた.2019年度は対面,2020年度は遠隔,2021年度は遠隔であったため,対面と遠隔の比較もできた.それらの授業実践をまとめることができた.しかしながら,その3年間の授業の条件が少し異なっていること,授業効果の測定は,客観的な数値ではなく,主に受講生へのアンケート調査によっていることから,やや客観性に欠けるという指摘もある.授業の効果の測定は,学習した内容を記憶しているかどうかであれば,試験を行って測定できるが,本研究が対象としているような,合成型タスクの効果の測定は,合成型タスクの遂行能力の向上が最終目標であるため,それを客観的に測定するのは非常に困難であり,評価法についてさらなる検討が必要である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
概要で前述したように,本研究課題の実践の場であるビジネス英語の授業は,本研究課題採択後,3年連続で遠隔授業であったため,創作英語会話文の作成と小演劇の実践は,行えなかった.このため,「やや遅れている」とした.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度前期から,通常の対面授業を実践することができるようになったため,ビジネス英語の授業も対面で行う.これにより,採択後初めて,PBLとして創作英会話をグループワークで作成し,小演劇として発表させる実践授業を6~7月に行う予定である.具体的には,第1クォータで座学で学習したビジネス英語の表現の中から,実際に使いこなすのが容易ではない表現,たとえば,関係代名詞のWhatを含む文章を入れることを条件として,創作英会話文をグループワークで作成する.そして,各メンバーに役を割り振り,小演劇仕立てで,発表会で,英語で演劇を行う. 本研究課題のもうひとつの実践の場であるヒューマンインタフェースデザインの授業についても,本年度も第3クォータである10~11月に実践していく. また,2020年度から新規に開講したシステム評価法では,ユーザインタフェースの評価法として,ノーマン・ニールセンのヒューリスティック評価法,および,認知的ウォークスルー法をグループワークで行い,PPTで発表するという授業をおこなっているが,それについても,ヒューマンインタフェースデザインの授業と同様に,アンケート形式による授業評価を行ってきており,本研究課題の実践の場として利用できると考えている.
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