研究課題/領域番号 |
19K21779
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
永井 正洋 東京都立大学, 大学教育センター, 教授 (40387478)
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研究分担者 |
澄川 靖信 拓殖大学, 工学部, 助教 (70756303)
松波 紀幸 帝京大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70783512)
小林 博典 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (10510753)
安藤 大地 東京都立大学, 学術情報基盤センター, 准教授 (20552285)
根元 裕樹 東京都立大学, 学術情報基盤センター, 特任准教授 (90805574)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | チャットボット / 教育相談 / AI活用 / 生徒指導 / コーパス / 生活指導 |
研究開始時の研究の概要 |
学校の児童・生徒は、様々な悩みや問題を抱えているが、それらに対して教師が助言し援助する方策としては教育相談があげられる。現在では、学校へのカウンセラーの配置や学校外での教育相談活動などの取り組みが行われており、SNS利用のカウンセリングも始まっているが、人件費や夜間の対応がネックとなっている。そこで我々は、チャットボットを活用した教育相談を検討する。実際にカウンセラーと子供の間で交わされた対話を機械学習における教師データとしてAIに与え、これを基にコーパスを作成し、チャットボットを運用する。すなわち、本研究では、実践レベルを目指したチャットボット教育相談システムのプロトタイプを構築し評価する。
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研究成果の概要 |
児童・生徒は、様々な悩みや問題を抱えているが、教師が援助する方策としては教育相談があげられる。しかし、学校現場の多忙さなどから十分とはいえない。そこで我々は、チャットボットを活用した教育相談の検討に取り組んだ。まず、教育的配慮からLMSに係るFAQをチャットボットを用いて構築し、有効性を確認した。結果、マニュアルを読んだ場合と比べ、半分以下の時間で検索できることが明らかになった。その後、生徒とカウンセラーとの想定問答を基にコーパスを作成し、チャットボットの実験的運用を行った。チャットボットの構築に関しては、IBMワトソンを用いたが、別途TF-IDFについても検討し有効活用できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、チャットボットを活用した教育相談システムの構築と実験的運用を行った。 システム支援の教育相談は24時間対応ができることや、人による教育相談と比べ経費を抑えられるよさがあると考えられる。さらに、これまでの教育工学研究は、大半が学習指導に関する研究であったが、本申請は、生活指導に資することを掲げ、ICTを活用する中で生徒のもつ悩みや問題を明らかにするとともに、助言・支援を提供するものであり、教育工学研究でのオリジナリティは高い。
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