研究課題/領域番号 |
19K21798
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
前田 信彦 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (20222284)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | キャリア教育 / 社会正義 / ライフキャリア教育 / 社会的公正 / 教育基本法 / 高等教育 / 社会的公正志向 / スピリチュアリティ |
研究開始時の研究の概要 |
キャリア教育への関心が高まる中で、高等教育において、「社会正義(social justice)」あるいは「社会的公正(social equity)」を意識したキャリア教育をどのように展開するかについて、理論的にも裏打ちされた学術的研究が求められている。このような背景から、社会正義を志向する新たなキャリア教育の方向性を探索的に検討することが本研究の目的である。 欧州等の最新のキャリア教育の研究動向を踏まえつつ、我が国の実態を実証的に明らかにし、それを理論的観点から考察することは、「社会的正義」あるいは民主主義の発展を視野に入れたキャリア教育研究の領域開拓という点において学術的な意義がある。
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研究成果の概要 |
「キャリア教育」は職業教育と学校教育のニーズが交差する領域であるが,近年はとりわけ「働くための準備教育」という意味合いが強い。しかし,果たして大学のキャリア教育は,労働市場を念頭においた職業準備教育だけでよいのだろうか? 近年,北米や欧州を中心に「社会正義(social justice)」あるいは「社会的公正(social equity)」を志向するキャリア教育への関心が高まっている。本研究では,我が国のキャリア教育が「職業教育主義」に偏っていることを反省的に振り返りながら,いくつかのデータをもとに探索的分析を行い,「社会正義」を志向する新たなキャリア教育の方向性を検討する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の先行研究を振り返ってみると、「社会正義」の概念に依拠しながらキャリア教育と公共的関心(public interest)や公共的関わりについて検討した研究はきわめて少ない。このことから、欧州等の最新のキャリア教育の研究動向を踏まえ、我が国の実態を実証的に明らかにし、それを理論的観点から考察することは、新たなキャリア教育を展開する上で社会的な意義がある。また「社会正義」あるいは民主主義の発展を視野に入れたキャリア教育研究の領域開拓という点において学術的な意義がある。
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