研究課題/領域番号 |
19K21803
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 沼津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
鈴木 正樹 沼津工業高等専門学校, 教養科, 准教授 (30455109)
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研究分担者 |
伊藤 美紀 (伊藤横山美紀) 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00325903)
高橋 圭介 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (20455108)
松本 行真 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (60455110)
平尾 篤利 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (70455111)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 文理工連携 / 防災教育 / 教材開発 / 地域連携 / 防災用教材 / 数学教育 / 防災用問題集 |
研究開始時の研究の概要 |
防災教育をコミュニティなど地域社会のソフト面を把握・理解する文系分野,自然災害等の現象把握・理解の理系分野,地域の主なハード面の整備を行う工学系分野のそれぞれにより得られた知見を協働すること,すなわち文理工連携という新たな側面から展開することで,これまで個別に実践されてきた,災害メカニズムの理解から備え,被災時の対応までの全てを「ことば」の検討を踏まえ,教材作成(コミュニケーションツールの手法開発)として実施する。
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研究成果の概要 |
学際的アプローチにより,地震,津波,火山防災に関する防災教育用コンテンツを開発し,それらを用いて静岡県沼津市およびその周辺地域において,防災に関する講座やイベントを実施した。 成果物としては,防災教育用の数学問題集やドリル教材の他に,文理工それぞれの専門的な知見を活かした防災教育における一気通貫の教材.防災教育を通じて,文理工の有機的な連携を成すための課題点を抽出し,文理工の連携度合を深めた。また,地域社会との関係深化を成し,様々なステークホルダーとの協働により,地域社会の防災力向上の一助を担った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
防災教育は各分野,各地域で様々に展開されているが,特定の地域,特定の分野の研究者,有識者が集まっての「点」で行われるのみに留まることが多く,多方面的なネットワークの構築,それに関わる人材が不足しているとの指摘がある。本研究グループは,各自の専門を生かした文理工の連携が可能なうえに,北海道,東北,北信越,東海と様々な地域のメンバーから構成されており,地域特性を含んだ点においても学術的意義がある。また,理学・工学色彩の強い防災教育展開におけるコンテンツの検討や社会実装において,文系的な視点・手法論の重要性を,特定のフィールドでの枠組み作りなどの実践を通じて明らかにする点で社会的意義は十分に高い。
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