研究課題/領域番号 |
19K21914
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
福澤 健二 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60324448)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 3Dプリンティング / 近接場光 / 分子間力 |
研究開始時の研究の概要 |
ナノスケールの3次元構造形成は部品組立が困難なため確立されていない.一方,3Dプリティングは組立不要で3次元構造を形成できるため,これを用いたナノ構造形成が期待されている.しかし,加工分解能は,最も高い光造形法でも光の波動性による原理限界により100nm程度が限界である.本研究では,ナノ厚さ液膜特有の性質に着目し,近接場光加工を2次元表面加工から3次元積層加工に拡張する方法を提案し原理確認を試みる.
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研究成果の概要 |
本研究では,近接場光を用いた微細加工をこれまでの2次元から3次元加工に拡張するナノ3次元構造形成法のための基盤技術を確立することを目的とした.ナノ3次元構造形成法実現のキー技術となる,ナノ厚さ液膜積層について,ナノ厚さ液体膜特有の基板面との分子間相互作用に着目した独自の方法を提案し原理実証に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナノスケールの3次元構造は,様々な分野で新領域開拓をもたらすと期待されているが,ナノスケールの部品組み立ては困難なため構造形成法は確立されていない.本研究の成果は,その実現の基盤技術となることが期待できる.
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