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水処理工程・水環境中におけるサイクロスポーラ原虫の未知動態解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K21989
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分22:土木工学およびその関連分野
研究機関山梨大学

研究代表者

原本 英司  山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00401141)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
キーワードサイクロスポーラ / 原虫 / 健康関連微生物 / 水処理
研究開始時の研究の概要

本研究では,水処理工程および水環境中におけるサイクロスポーラ原虫の未知動態の解明を目的とし,感染性を有するサイクロスポーラ原虫のみを選択的・高感度に検出可能な手法の開発と,開発した手法を適用することで,浄水・下水処理における感染性サイクロスポーラ原虫の低減効果と水環境中における汚染実態の解明を試みる。本研究により,環境中におけるサイクロスポーラ原虫の循環サイクルの可視化が可能になると期待される。

研究成果の概要

本研究では,水系感染性の病原微生物であるサイクロスポーラ原虫の環境中での未知動態解明に資するため,本原虫を高感度・特異的で検出可能な定量PCR系を開発した。開発した定量PCR系を用いることで,既存の検出系よりも高感度でのサイクロスポーラ原虫遺伝子の検出が可能となり,下水処理場の流入水と放流水,灌漑用水からの定量検出に成功し,下水処理場での除去率が約99%であること等,サイクロスポーラ原虫の環境動態に関する知見を得ることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新興病原微生物であるサイクロスポーラ原虫による感染事例は近年世界的に増加傾向にあるものの,下水処理工程での除去効果等をはじめとした水環境中での動態はほとんど明らかにされておらず,本原虫による水系感染症リスクを把握することを妨げている。本研究で開発した手法を用いることにより,水試料中のサイクロスポーラ原虫を定量することが可能となり,国内外の様々な水環境中におけるサイクロスポーラ原虫の動態解明に活用されることが期待される。さらに,水試料のみならず,野菜等の食品からの検出にも応用されることも期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (5件)

  • [国際共同研究] アリゾナ大学(米国)

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [国際共同研究] トリブバン大学(ネパール)

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [国際共同研究] アリゾナ大学(米国)

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [国際共同研究] トリブバン大学(ネパール)

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [国際共同研究] アリゾナ大学(米国)

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2023-01-30  

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