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鉄筋コンクリート部材内部のひずみを非接触かつ非破壊で計測できる手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K22005
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分23:建築学およびその関連分野
研究機関宇都宮大学

研究代表者

藤本 郷史  宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 准教授 (30467766)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワードモニタリング / センシング / ひずみ / コンクリート / 電気化学 / インピーダンス / 非破壊計測 / モルタル / 電気化学計測 / 交流インピーダンス / 鉄筋 / 維持管理 / 鉄筋コンクリート / 計測法 / 非接触
研究開始時の研究の概要

本研究は,鉄筋コンクリート部材内部のひずみ(変形)を,部材内外を繋ぐ電気的な配線なしに,完全非破壊に計測できる方法を開発することを目的としている。建築物は,長期にわたって使用されるので,経年変化や地震等の被災によって竣工時の性能が低下していないか検査によって確認する必要がある。鉄筋コンクリート部材のような構造要素の場合には,応力(荷重),ヤング係数,ひずみ(変形)などがこの検査において重要な指標となる。本研究では,配線不要で非破壊な部材内ひずみ計測を実現する要素技術の開発を目指しており,さらには,この新手法を活用した維持管理等のあり方・運用法を提案したいと考えている。

研究成果の概要

センサ類を予め埋設して配線しない限り,コンクリート内のひずみ・変形を非破壊で計測することは難しい。そこで,本研究では,コンクリートのひずみ・変形を,部材内外を接続する電気的な配線なしに計測する方法を開発を目指した。インダクタンス要素を部材内に設置する手法を実験的に検討し,計測方法の確立を進めるとともに,開発手法の活用方策,適用性検証を進めた。その結果,提案手法の実現性を実験的に確認し,申請書に記載の各種荷重・環境条件下における影響を把握した。この検討の中で,コイル埋設が不要で,提案法よりも有用性の高い方法を考案し,その実現性を実験的に示すと共に,そのメカニズムを実験的に明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

建築物は,長期にわたって使用されるので,経年変化や地震等の被災によって竣工時の性能が低下していないか検査によって確認する必要がある。鉄筋コンクリート部材のような構造要素の場合には,応力(荷重),ヤング係数,ひずみ(変形)などがこの検査において重要な指標となる。ところが,鉄筋コンクリートでは,ひずみゲージなどのセンサ類を予め埋設して配線しない限り,竣工・経年後に部材内のひずみを計測して,建築部材の性能確認に役立てるのは難しいのが実情である。本研究は,このような背景のもとに,ひずみ・変形を非破壊にとらえる手法を開発し建築物の維持管理等に役立てようとするものである。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 圧縮荷重下におけるモルタルの交流インピーダンス特性 その 2 調合に関する検討及びスパース推定の検討2022

    • 著者名/発表者名
      竹内 瑞貴, 藤本郷史
    • 雑誌名

      日本建築学会学術講演梗概集

      巻: 1 ページ: 239-240

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 色調制御により情報を保存するコンクリートの製造・施工法に関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      八木澤遥,藤本郷史
    • 雑誌名

      情報システム・利用・技術シンポジウム論文集

      巻: Vol.44 ページ: 227-232

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 建築物のモニタリングと情報保管2021

    • 著者名/発表者名
      藤本郷史
    • 雑誌名

      2021年度建築学会大会 情報システム部門 研究協議会資料

      巻: 1 ページ: 51-52

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] セメントペーストの電気化学的な含水率推定におけるlassoの適用2020

    • 著者名/発表者名
      藤本郷史,小口崚平
    • 雑誌名

      情報システム利用技術シンポジウム論文集

      巻: 43 ページ: 502-507

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] CPEを含む等価回路モデルを用いたセメントペーストの電気化学的特性の分析2020

    • 著者名/発表者名
      小口崚平,藤本郷史
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集

      巻: 42 ページ: 377-382

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 空き家・放置建築物を対象とした  官民学協働による対策と実践2022

    • 著者名/発表者名
      藤本郷史
    • 学会等名
      栃木県における地域共創による防災まちづくりシンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 建築物の情報保管と情報取得2022

    • 著者名/発表者名
      藤本郷史
    • 学会等名
      建設副産物リサイクル広報推進会議 総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 圧縮荷重下におけるモルタルの交流インピーダンス特性2021

    • 著者名/発表者名
      竹内 瑞貴, 藤本 郷史
    • 学会等名
      日本建築学会学術講演梗概集
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 交流インピーダンス計測に基づくモルタルの含水率・圧縮強度のスパース推定に関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      仲島 夏彦, 藤本 郷史
    • 学会等名
      日本建築学会学術講演梗概集
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 建築部材の時系列モニタリングデータへの応用を想定したグラフィカルlassoの特性に関する分析2021

    • 著者名/発表者名
      八木澤 遥, 藤本 郷史
    • 学会等名
      日本建築学会学術講演梗概集
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2024-01-30  

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