研究課題/領域番号 |
19K22031
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
大久保 寛 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (90336446)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 磁場観測 / フィールド観測 / ピエゾ磁気効果 / 前駆的変化 / 地殻内の変化 / 高感度磁力計 / 地震ピエゾ磁気効果 / プレスリップ / 前駆現象 |
研究開始時の研究の概要 |
巨大地震の発生を予測・検知することは人類史上の最大の目標の1つである。特に日本列 島は多くの人が暮らす大都市部や発電所などが多く分布する沿岸部に数多くの活断層が存 在するため,災害対策・安全性確保という観点からも現代社会において直下型大地震の検 知は多くの生命を救うことに結びつく重要な課題である。本研究では,「プレスリップ」 に伴う「地震ピエゾ磁気効果」により発生する磁場変化を検出することで,早期の地震検 知を目指す。
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研究成果の概要 |
従来の研究結果は,地震発生時に生ずる電磁界信号が存在したとしても,極めて小さいということを示唆している可能性が考えられる.本研究では,地震と因果関係のあり,前駆的に発生する磁場変化の検出を目指した要素技術の検討を行う. TMRアレイ磁力計について,受信系の回路を含めて改良を行い,フィールド観測にて運用し,地磁気の変動成分を捉えるための検討を実施した.IWK観測点において,長期間の地球磁場変動観測に対応する観測エリアを確保・整備・保守した.TMRアレイ磁力計とHTS-SQUID磁力計とFG磁力計のパラレル同時観測および解析を行った.観測システムとしての習熟度は向上した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
巨大地震の発生を予測・検知することは人類史上の最大の目標の1つであるともいえる.地震現象に関係する地殻の変化を,新しい観測項目で検知するための技術は重要である.
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