研究課題/領域番号 |
19K22088
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
吉田 昌弘 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (50315397)
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研究分担者 |
武井 孝行 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (90468059)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | microencapsulation / microorganism / biomaterial / マイクロカプセル / 有用微生物 / 生分解高分子 / 微生物資材 / 環境バイオ / 微生物 / カプセル化微生物 |
研究開始時の研究の概要 |
外部環境に影響されずに微生物が活動できる場として、カプセル化技術を採用する。具体的には、微生物をモノリス型構造をもつ数百μm程度のマイクロカプセルに内包させるため、複合エマルションと液中乾燥法を組み合わせた手法により調製する。微生物内包マイクロカプセルを調製し、調製条件が微生物の活性や固定化量に及ぼす影響を評価する。また、微生物内包マイクロカプセルの性能評価として実証試験を行う予定である。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、土壌環境中で有用微生物(乳酸菌や酵母菌)の働きを最大限に発揮させるため、有用微生物を環境分解性のマイクロカプセルに固定化し、土壌環境を効果的に改善できる新しい製剤の開発を行った。有用微生物を固定化するマイクロカプセルの開発ならびにそのマイクロカプセルに固定化された有用微生物の発酵特性の評価し、実証試験に繋げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
消費者の食に対する安全性への意識が高まるなか、有機農業の必要性が重要視され、生産者の間で注目を集めているが土壌改良可能な有用微生物を含む微生物資材である。しかしながら、全ての土地において安定した微生物資材中の有用微生物の効果を得られていないのが現状でる。様々な土地形態や環境に対して有用微生物の働き及び自然力を完全に活かすことのできるマイクロカプセルを開発することが本研究成果の学術的意義である。また、新しい土壌改良資材として土壌環境の改善を試み、消費者の食に対するクオリティーライフ向上させるという社会的意義を有する。
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