研究課題/領域番号 |
19K22099
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
河野 行雄 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (90334250)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | テラヘルツ |
研究開始時の研究の概要 |
様々な工業製品が便利な社会に貢献してきたが、同時に製品の安全性をチェックする検査技術の開発・導入が不可欠となっている。いくつかの検査技術の中で、テラヘルツ(THz)波による可視化技術が着目されている。本研究では、任意の形状の測定対象を,所望の場所で簡便に検査することができる、人の指や手に装着可能な“触診型THz検査グローブ”を創出する。
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研究成果の概要 |
これまで様々な工業製品が日常生活に浸透しより快適で便利な社会が実現されてきたが,これらの安全性を確認するための検査技術が求められている。本研究では、違和感の少ないやわらかいテラヘルツ帯センサを作製し、人に装着して対象を触りながら検査する触診型テラヘルツ検出グローブを開発した。このセンシング技術の応用として、配管に適用し不具合箇所の検知に使用できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、電波と光の中間に位置するテラヘルツ帯の電磁波を利用したイメージングが着目されており,食料品や医薬品などの非破壊品質検査への応用が期待されている.この目的のため、コンパクトで簡便なテラヘルツ検査システムが求められている。本技術はやわらかいテラヘルツセンサに基づいた設計であるため、従来の検査技術のネックであった測定対象の制限や大規模な測定系という課題を回避でき,様々な場所・環境における品質検査や即時検査の実現につながる可能性がある。
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