研究課題/領域番号 |
19K22250
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
樫田 啓 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (30452189)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 人工核酸 / 蛍光バーコード / 蛍光色素 / 抗体 |
研究開始時の研究の概要 |
生体分子の蛍光ラベル化及び蛍光検出は生物学において必要不可欠な技術であるが、同時に検出可能な蛍光色素は多くの場合3,4種類程度に限られていた。 そこで本研究では核酸による二重鎖形成を利用することによって蛍光波長が経時変化する蛍光バーコード法を開発することを目指す。これが実現できれば、膨大な種類の生体分子を同時に蛍光イメージングすることが期待できる。
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研究成果の概要 |
従来の生体分子蛍光イメージングでは励起・検出波長に限りがあることから、同時に検出可能な蛍光色素は多くの場合3,4色に限られていた。本研究では核酸の鎖交換反応を利用することで多数の生体分子を同時にイメージングする蛍光バーコードの開発を目指した。研究の結果、実際に蛍光バーコードが設計通り機能することを明らかにし、多数のビーズの識別や複数種のタンパク質同時検出に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりあらかじめ決められた順序に従って蛍光色が変化する蛍光バーコードの開発に成功した。本研究では計27種類の蛍光バーコードを調製したが、利用する蛍光色素の数や蛍光変化回数を増大させることでその種類を指数関数的に増大させることができる。また、その際に必要となる核酸鎖の数が非常に少ないという特長もある。そのため、生物学やバイオテクノロジーにおける有用なツールとしての応用が期待される。
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