研究課題/領域番号 |
19K22270
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山内 祥生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00444878)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | サルコペニア / iPS細胞 / 骨格筋 / 食品成分 / 筋萎縮 |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会を迎える我が国において、高齢者のQuality of Lifeの向上と医療費、介護費の抑制を実現する上で、健康寿命の延伸は喫緊の課題である。加齢性筋萎縮症(サルコペニア)は、寝たきりや要介護状態につながる主要な危険因子となっており、健康寿命延伸の実現に向けた最重要課題の一つは高齢者の身体機能の維持、つまりは筋量の維持にある。本研究では、ヒトiPS細胞から分化誘導したヒト骨格筋細胞を用いて、筋萎縮抑制効果を発揮する食品成分を同定することを目指します。
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研究成果の概要 |
加齢性筋萎縮症(サルコペニア)は、高齢者の寝たきりや要介護状態につながる主要な危険因子となっており、高齢者の筋量維持は健康寿命延伸の実現に向けた最重要課題の一つである。骨格筋量を負に制御する最も主要な因子として、骨格筋から分泌されるマイオスタチンが知られている。したがって、マイオスタチンシグナルの抑制はサルコペニアに対する予防効果が期待できるが、そのシグナルを抑制する食品由来成分は同定されていない。本研究では、ヒトiPS細胞から分化誘導した骨格筋細胞に対してマイオスタチンシグナル抑制活性を有する複数の食品由来成分を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは、高齢者の寝たきりや要介護状態につながる主要な危険因子となっており、健康寿命延伸の実現には高齢者の筋量維持が重要である。マイオスタチンは骨格筋量を負に制御する最も主要な因子であり、マイオスタチンシグナルの阻害は筋ジストロフィーやサルコペニアの治療標的として着目されている。一方、サルコペニアを予防するには運動による筋力の維持・増強だけでなく、食が果たす役割も小さくない。本研究では、ヒトに対して真に有効性を発揮する食品成分を探索するため、ヒトiPS細胞から分化誘導した骨格筋細胞を用いて、マイオスタチンシグナルを抑制する食品成分を同定した。
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