研究課題/領域番号 |
19K22312
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石橋 勇志 九州大学, 農学研究院, 准教授 (50611571)
|
研究分担者 |
濱岡 範光 九州大学, 農学研究院, 助教 (40778669)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | ダイズ / 遺伝子発現 / 時空間的解析 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝子発現を生育ステージに合わせて個葉、個体、群落レベルで解析し、フィールドにおける植物個体の生理状態と遺伝子の効果を評価する必要があると考え、生育ステージに合わせて植物体あたりの遺伝子発現量を算出後、特定の生育ステージに至る積算遺伝子発現を推定する事で、ダイズの生理状態における遺伝子の量的効果を見いだし、最終的には実際に栽培されている環境下における様々な有用遺伝子の効果を再評価(再発掘)する。
|
研究成果の概要 |
植物科学における遺伝子の効果の評価方法としては、形質転換体やゲノム編集技術を用いた研究によって盛んに行われているため、遺伝子の効果を一方向から、質的に評価した例が多く、研究結果が実際のフィールドレベルの農業と結び付きにくい現状にある。そこで今回、遺伝子発現の時空間的解析法を考案し、遺伝子を量的に評価し、遺伝子の新規機能を導き出すことに成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果である、遺伝子発現の時空間的解析法による遺伝子機能の再評価は、ダイズのみならず全ての農作物に応用可能であり、現在報告されている既知遺伝子について再調査するだけでも、新規機能を見出すことができる。さらに、本研究課題で明らかとなった、開花関連遺伝子のシンク器官形成への関与は、作物収量に直結する極めて重要な知見であり、今後本遺伝子を中心とした多収品種の育成が進められると考えられる。
|