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ハイスループットリンパ球抗原同定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K22407
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

城口 克之  国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (00454059)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード抗原 / T細胞 / 受容体 / リンパ球 / 受容体配列 / 免疫
研究開始時の研究の概要

ノーベル賞の対象となったPD-1の研究もそうであるように、様々ながん免疫治療の方法が開発されている現在、多様ながんの撲滅へ向けて、複数のアプローチを組み合わせることも重要だと考えられている。その中で、がん抗原を体内に注入して免疫システムを活性化し、自己の力によりがんを攻撃する方法も、重要なアプローチの1つである。しかしながらこの手法はまだ多くのがんに適用されておらず、その原因の1つとして、がん抗原の同定が困難なことが挙げられる。本研究ではこの方法のボトルネックを解消するため、これまでにない高効率ながん抗原同定法の開発に挑戦する。

研究成果の概要

本研究では、がんなどに関わる重要な抗原を同定するために、傷害性T細胞がターゲットとする細胞(抗原を提示している細胞)を死滅させる現象を、新しい手法で捉えることを目的とした。様々な条件を試し、最終的に、再現性の高い傷害活性を計測することができた。また、この細胞殺傷活性は、マッチするT細胞受容体と抗原の組み合わせに特異的であることを示すことができた。この成果は、生物学的に重要な抗原を同定することにチャレンジする機会につながり、萌芽的な研究の成果を得られたと考えている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫反応における抗原を同定することは、科学的だけでなく医療応用的にも重要であり、例えば、がんの撲滅へ向けた免疫治療に有効だと考えられている。本研究では、効率よく抗原を同定するために、これまでのアプローチの課題の一つを解消するための基礎技術の開発を行い、基礎的であるが重要な成果を得ることができた。本研究の成果は、今後、応用研究へ展開できる機会を得ることにつながる。ここで開発した基礎技術は、がん以外の治療に応用できる可能性もある。

報告書

(2件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2022-01-27  

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