研究課題/領域番号 |
19K22415
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平林 祐介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (80447391)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | オルガネラ / 成体神経幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
Post-traumatic stress disorder (PTSD)は強烈なショックやストレスにより引き起こされる障害である。PTSDの原因として記憶想起メカニズムの異常が提唱されているが、その分子機構はほとんど不明なままである。 本研究は申請者独自の結果とツールをもとに神経幹細胞の制御にオルガネラ接触の観点から初めて臨むものであり挑戦的なものであるが、非常に新規性が高く重要なマイルストーンとなる可能性を有する。
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研究成果の概要 |
Post-traumatic stress disorder (PTSD)は強烈なショックやストレスにより引き起こされる障害で、罹患率は5-8%に上る。従って、PTSDは日常生活に困難を引き起こし、時には犯罪を誘発することから大きな社会問題となっている。しかしながら、これまでにPTSDの原因として記憶想起メカニズムの異常が提唱されているものの、その分子機構はほとんど不明なままであった。本研究ではPTSD発症の原因に分子的に迫り、その解明の端緒となる結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PTSDを罹患すると一般的な環境とPTSDの原因となった特定の状況を過剰に関連付けてしまい、安全な状況下でも恐怖を感じるようになる。例えば火事を原因とするPTSD患者は焚火と火事の匂いについて火の規模や危険性などの「差別化」が出来ず、焚火に必要以上の恐怖を感じることになる。本研究はこのような問題の解決の糸口を見出す重要な研究である。
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