研究課題/領域番号 |
19K22637
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分54:生体情報内科学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小川 渉 神戸大学, 医学研究科, 教授 (40294219)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 骨格筋 / 筋萎縮 / 糖尿病 / 不動化 / KLF15 / WWP1 / 廃用性筋萎縮 / C/EBP / Piezo1 / サルコペニア / 転写因子 |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニアは加齢による筋肉減少とそれに伴う活動能力の低下によって生じる病態であり、様々な疾患の発症の母体となります。超高齢社会を迎えた我が国にとってサルコペニアのより良い治療法を開発することは重要な課題です。本研究では、糖尿病や運動量の低下がサルコペニアを促進することに着目し、これらのサルコペニア促進要因がどのような機序で筋肉を減少させるかを明らかとし、サルコペニア治療薬の開発に繋げます。
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研究成果の概要 |
本研究では転写調節因子KLF15が糖尿病及び不動化による筋萎縮のx要な制御因子であることを明らかとした。糖尿病ではユビキチンオガーゼWWP1の発現低下がKLF15のタンパクレベルでの発現を増加させ、不動化では細胞膜カルシウムチャネルの発現低下を介したC2+シグナル減弱がKLF15の遺伝子発現を増加させ、これによって筋のタンパク異化が活性化し、筋の萎縮が生じることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは加齢による骨格筋量の減少とそれに伴う活動能力の低下であり、様々な疾患の発症率を増加させ、健康寿命短縮の重要な原因となる。サルコペニアの主要な原因は加齢に伴う生理的変化であるが、糖尿病はサルコペニアの促進要因であり、不動化や身体活動の低下もサルコペニアを悪化させることが知られている。今回、糖尿病や不動化による筋萎縮のメカニズムが明らかとなったことで、サルコペニアのより良い治療法の開発に繋がる可能性がある。
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