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胚シグナルに対する免疫応答異常を共通の病因とする新しい疾患群の同定と解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K22681
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

藤原 浩  金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)

研究分担者 篁 俊成  金沢大学, 医学系, 教授 (00324111)
岩垂 純平  金沢大学, 附属病院, 助教 (00740739)
松本 多圭夫  金沢大学, 附属病院, 特任助教 (30748629)
服部 明  京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50300893)
荒木 慶彦  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 先任准教授 (70250933)
小野 政徳  金沢大学, 附属病院, 講師 (70348712)
飯塚 崇  金沢大学, 医学系, 助教 (90748617)
山本 靖彦  金沢大学, 医学系, 教授 (20313637)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード胚シグナル / 免疫寛容 / 幹細胞 / laeverin / 免疫応答異常 / 自己免疫疾患
研究開始時の研究の概要

不妊症、子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科疾患や早産、妊娠高血圧症候群などの周産期疾患のみならず、糖尿病や甲状腺機能亢進症を含む自己免疫内分泌疾患などの内科疾患も対象に血液検体から免疫細胞を採取し、申請者らが新しい胚シグナル分子として発見・同定したlaeverin分子の強制発現細胞株もしくはリコンビナントlaeverinに対する免疫細胞の反応を解析し、各疾患との関連性を分析する。

研究成果の概要

本研究申請者らはこれまで胚-母体間の相互応答に関与する胚由来のシグナル分子の機能解析をおこなってきた。その過程でこれらの分子が出生後も発現しており、自己の免疫細胞からの免疫寛容を誘導している可能性が示された。そこで本研究では「胚シグナルに対する免疫応答異常を共通の病因とする新しい病態」を想定し、不妊症や子宮内膜などの婦人科疾患や妊娠高血圧症候群などの周産期疾患、さらに自己免疫内分泌疾患も対象に胚シグナル分子に対する免疫細胞の反応を解析した。その結果、妊娠高血圧症候群で母体免疫細胞の反応が異なる可能性が示され、妊娠高血圧症候群の発症に胚シグナルと免疫系の関与を示唆する意義深い知見が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫系の異常が関与している可能性は示唆されたもののその詳細な成因が不明な疾患が小児科、産婦人科、および内科の広い領域においても数多く存在し、これまで問題となってきた。本研究は「胚シグナルに対する免疫応答異常を共通の病因とする新しい病態」の存在を想定し、全く新しい視点から疾患の分類を試みている。このプロジェクトにより新しい疾患群の全容が明らかになると、これまで治療が困難であったとされていた免疫疾患においても、その発症機序に基づいた新しい治療法の開発が可能になることが期待される。

報告書

(1件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2025-01-30  

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