研究課題/領域番号 |
19K22691
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
平野 滋 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10303827)
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研究分担者 |
椋代 茂之 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00821860)
杉山 庸一郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50629566)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 声帯再生 / 再生医療 / 声帯瘢痕 / 間葉系幹細胞 / 線維芽細胞 / 分化誘導 / 羊膜 / 細胞治療 / 増殖因子治療 / 声帯溝症 |
研究開始時の研究の概要 |
声帯溝症を想定した声帯粘膜の羊膜による全置換技術の開発を目的とし、動物を用いた声帯への羊膜移植実験とその基礎的実験を行う。ラット、ラビット、もしくはイヌを用いて喉頭截開後に声帯粘膜と羊膜の全置換を行い、組織学的な再生効果を検討するとともに、各種細胞外マトリックスや細胞増殖因子の遺伝子発現を確認する。また羊膜と声帯線維芽細胞との親和性や、羊膜と線維芽細胞増殖因子、肝細胞増殖因子との相乗効果について検討する。これらの成果をもとに羊膜移植を用いた再生医療のヒトへの応用へとつなげたい。
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研究成果の概要 |
声帯瘢痕は重度の音声障害を呈し、我々はこれまで再生量を駆使した治療法の開発を行ってきた。しかし、特に重症の声帯瘢痕に対しては治療はいまだ確立されていない。本研究では新たな革新的手法として、硬化・変性した声帯粘膜の全置換を目指し、羊膜移植の安全性、有効性について検討した。まずラットの声帯線維芽細胞を採取し、羊膜上に播種し、良好な生着と増殖を確認した。次にラビット喉頭を用い、声帯粘膜を全除去後に羊膜の移植を施行したところ、1か月目には声帯粘膜の再生が確認され、組織学的にもヒアルロン酸の豊富な蓄積を認めた。羊膜が声帯の親和性に優れ、声帯粘膜の全置換再生に有用であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重度の声帯瘢痕や声帯溝症に対する革新的な治療法の開発に向け、羊膜が科学的に有用であることを証明した。これらの疾患に苦しむ患者さんへの臨床応用が期待できる。
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