研究課題/領域番号 |
19K22739
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石橋 みゆき 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (40375853)
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研究分担者 |
佐藤 奈保 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (10291577)
高橋 良幸 東邦大学, 健康科学部, 准教授 (30400815)
岩崎 寛 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (70316040)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 災害シチズンサイエンス / 防災まちあるき / 教育プログラム / 復興 / みまもりあいアプリ / 自然災害 / パートナーシップ / 復興期 / パートナーシップ形成 / 防災まち歩き / ワークショップ / 研究手法開発 / 研究手法 / 防災 / シチズンサイエンス / 防災公園 / 災害 / 開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、災害からの復興に強い人と災害に備えるコミュニティづくりに関する当事者力研究の知見の発展・集積を通じ災害シチズンサイエンス研究手法を開発することである。復興期の研究は、人々の健康、生活、環境等学際的な観点から取組む必要があることに加え、当事者が主役となって地域の復興を考えていくことが重要である。このため、従来の研究者主体の方法ではなく、シチズンサイエンスを基盤とした研究、A.当事者力育成研究班(災害に強い人をつくる)と、B.当事者力推進研究班(災害に備えるコミュニティをつくる)を実施し、その知見を集積・統合し、災害に関する新たな研究方法論の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
復興期の災害研究は、人々の健康、生活、環境等学際的な観点から取組む必要があることに加え、当事者が主役となって地域の復興を考えていくことが重要である。本研究は、災害からの復興に強い人と災害に備えるコミュニティづくりを目指して実施した。 研究成果として、自然災害からの復興や備えにおける市民と研究者のパートナーシップに関するインタビュー調査を実施し、パートナーシップ形成の要素を明かにした。また、防災まちあるきを中核とする、千葉大学教養教育科目「災害シチズンサイエンス演習」を構築・開講し、令和5年度より社会実装研究として千葉大学国際高等研究基幹の支援を得て継続発展していくこととなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然災害への備えや復興においては、災害の特徴に応じ備えの在り方も様々であり、その地域で暮らす市民が主体となって取組むことが重要である。本研究によって、災害シチズンサイエンス研究手法は、支援活動や教育活動など、研究者と市民が共に行う活動を必須とし、市民(地域)と研究者・学生(大学)の互恵関係が成立する条件が揃って初めて実行可能となることが示唆された。本研究の成果は、災害につよい人とまちをつくる持続可能な社会システムを実装するための基礎的研究(研究・開発段階)と位置づけられる。よって本研究の成果は、災害シチズンサイエンスの社会実装に貢献するものである。
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