研究課題/領域番号 |
19K22759
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岡山 雅信 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (10285801)
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研究分担者 |
八幡 晋輔 神戸大学, 医学研究科, 助教 (00795768)
見坂 恒明 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (90437492)
合田 建 神戸大学, 医学研究科, 助教 (20914576)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 地域医療 / まちづくり / 他職種協働 / 非医療系学生 / ポジティブフィードバック / 町づくり事業 / 健診 / 多職種連携 / 異業種連携 / 意識形成 / 医学教育 / 多業種連携 |
研究開始時の研究の概要 |
地域創生の取り組み「健康増進のまちづくり」で展開される 「まちづくり事業」と「加点式健診事業」の医学科生に対する地域志向性および地域医療マインド(地域医療への意欲・やり甲斐)への教育効果:(1)事業参加がもたらす医学科生の意識への影響、(2)医療系学生に加えて非医療系学生との協働作業による医学科生への影響、(3)良い点を褒める行為(ポジティブフィードバック)による医学科生への影響を、Mix method research designによって明らかにする。これらの教育効果が明らかとなれば、地域医療教育の質向上に大きく寄与し、また、地域医療教育に医療の枠組みを超えた革新的な視点の導入につながる。
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研究成果の概要 |
医学科生が非医療系学生と協働して企画運営した「まちづくり事業(よいとこ健診)」の教育効果を検証した。医学科生を対象に地域及び地域医療に係る意識の影響、非医療系学生との協働作業の影響、よいことろを褒める行為の影響を明らかにした。参画により地域医療の実践の意欲、地域医療を実戦スキルが高まり、地域への親近感の醸成をもたらすことが示唆された。非医療系学生との協働は医療系学生とは差異はないとする一方で、考え方や価値観の違いから学びがあった。ポジティブフィードバックはよい行動の継続・強化に有効である認識した。地域活性化事業を活用した教育プログラムは地域医療教育プログラムの一つになり得ると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療系学生による多職種協働作業による教育プログラムの効果はすでに多く報告されている。一方で、非医療系学生を含む多職種協働作業は、医療系学生との差異はないものの、考え方や価値観の違いから何らかのことを学んだことが示唆されたことから、今後、この学びを明らかにすることによって新たな多職種連携プログラムの開発につながると考える。また、「まちづくり事業(よいとこ健診)」が地域の親和性及び地域医療の実践の意欲を高めることが示唆されたことから、まちづくり事業を活用した教育プログラムが効果的な地域医療教育プログラムとなり得ることから、新たな地域医療教育プログラムの創造につながると確信する。
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