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在宅療養高齢者が生き生き過ごすための「コミュニケーションロボット」の活用と評価

研究課題

研究課題/領域番号 19K22767
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東京都立大学

研究代表者

織井 優貴子  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (50285681)

研究分担者 黒河内 仙奈  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (40612198)
河西 敏幸  宮城大学, 基盤教育群, 教授 (60316429)
井上 薫  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワードコミュニケーションロボット / 在宅療養高齢者 / トレーニング科学 / 健常者 / 身体機能維持 / シミュレーション / コミュニケーション / 看護小規模多機能施設
研究開始時の研究の概要

本研究は、人型コミュニケーションロボットを用いた継続的モニタリングで、在宅療養支援にかかわる人材育成と、在宅療養高齢者の健康維持・増進支援を目的とする。
看護小規模多機能型居宅介護を利用している一人暮らし高齢者(または、高齢者世帯の利用者)が人型コミュニケーションロボットの「メッセージ機能」を活用し、在宅療養支援看護師による身体機能の継続的な評価、人型ロボットの相互コミュニケーション機能を活用した健康管理等に関する情報提供とチェックなどを行うことによって、継続的な健康管理・維持をめざす。

研究実績の概要

本研究は、人型コミュニケーションロボットを用いた継続的モニタリングで、在宅療養支援にかかわる人材育成と、在宅療養高齢者の健康維持・増進支援を目的とする。
一人暮らし高齢者(または、高齢者世帯の利用者)が人型コミュニケーションロボットの「メッセージ機能」を活用し、在宅療養支援看護師による身体機能の継続的な評価、人型ロボットの相互コミュニケーション機能を活用した健康管理等に関する情報提供とチェックなどを行うことによって、継続的な健康管理・維持をめざすことを目的とした。
本研究は、①研究協力施設の確保、②コミュニケーションロボットを活用した健康状態の確認、③身体機能維持のためのプログラムの作成およびロボットへの入力、④ 健康管理項目の確認、入力、⑤身体機能評価、精神機能評価: コミュニケーションロボット貸し出し時をベースラインとし、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後の身体機能、精神機能について評価する、ことを目指した。しかし、新型コロナウイルス感染の影響を受け、在宅看護センター等への研究協力依頼が困難となり、当初の本研究目的の研究対象者を健常者に変更し、研究を推進することとしたが、健常者のリクルートも困難となり、研究分担者とも協議した結果、研究期間を延長し、研究継続することとした。
昨年度、コミュニケーションロボットの機能と活用について研究者間での操作を試みた結果、集団での活用を報告されている先行研究では明らかにされていなかった社会環境音、生活音、音声などへの反応をコントロールすることが難しいことがわかり、コミュニケーションツールとして活用する際の環境音に対するロボットの反応について確認することが必要となった。そこで今年度は、健常成人を対象とし、コミュニケーションロボットとしての操作性、生活音などに対する反応を確認し、当初の目的を達成するために倫理審査を受審し研究可能となった

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

高齢者施設あるいは、在宅療養者を対象とした研究を進めることとしていたが、新型コロナウイルス感染拡大により、研究協力施設の確保、研究対象者の確保が困難な状況が続いた。人を対象とした研究を進めるには、これらに対する社会情勢に合わせた上で研究期間を延長し、当初の目的を可能な限り達成できるように研究対象および計画を変更し、健常者を対象とし、集団で使用するのではなく、個人を対象としたコミュニケーションツールとしての操作性に焦点を当て、倫理審査を受審した。倫理審査申請後、約2ヶ月半後に倫理審査が承認され、今後研究を進めることが可能となった。

今後の研究の推進方策

今年度末に倫理審査申請が承認された。今後、研究対象者をリクルートし、コミュニケーションツールとしての活用ができるように進めていく。
特に、基本的な操作および作動確認をしながら、環境音に対するロボットの反応について、オンライン会議の活用、かつ遠隔操作による操作指導、操作確認を行いながら進めていく。研究対象者をリクルーとしつつ、研究者間で事前に作動確認及び音響に対する反応(特に生活音)、作動時間、遠隔操作について確認した後、スノーボールサンプリングで健常者を研究対象として募り、遠隔操作としてのコミュニケーションツールとしてのロボットの活用を検討する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] シミュレーション教育における演習の工夫と評価2019

    • 著者名/発表者名
      織井優貴子
    • 雑誌名

      看護人材育成

      巻: 16 ページ: 97-103

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Design of Educational Program Using Simulator in Basic Nursing Education: Effect of Simulation Education Using Instruction System Design (ISD)2019

    • 著者名/発表者名
      Yukiko Orii
    • 学会等名
      Association for Simulated Practice in Healthcare
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2024-12-25  

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