研究課題/領域番号 |
19K22769
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
渡辺 かづみ 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (80347236)
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研究分担者 |
高尾 秀伸 神奈川工科大学, 創造工学部, 教授 (60329307)
野崎 真奈美 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (70276658)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 熟練看護師 / 内在知識 / 人工呼吸器離脱 / 視線分析 / 看護師の状況認識 / 人工呼吸器の離脱 / 人工呼吸器早期離脱 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、人工呼吸器が早期にはずれるための熟練看護師の内在知識(人間特性や過去の経験から得た情報)と援助を明らかにすることを目的とする。熟練看護師は、無意識に実践している部分もあるため、看護師自身の自覚の有無にかかわらず意識を反映するものとして視線計測装置とビデオカメラを用いて分析する。対象は新人看護師と熟練看護師とし、状況設定した場面における看護師の視線と行動を記録し、新人看護師と熟練看護師との差異を抽出することにより、熟練看護師の認知的な行動特性を明らかにする。またインタビューによっても内在知識と援助を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は、人工呼吸器の早期離脱に向けた熟練看護師の内在知識と援助を明らかにすることを目的とする。 研究1年目に、ICU看護師の初心者ナースとエキスパートナースを対象とし、人工呼吸器離脱に関する判断について半構造化インタビューを行い、比較分析した。その結果、エキスパートナースは、身体と精神状態の両方に着目し、初心者ナースは主に身体に着目していた。またエキスパートナースは、数日の経過から患者を判断していた。肺の酸素化だけでなく、組織における酸素化についても季を配っていた。また患者が現状をきちんと理解しているかということにも配慮していたことがわかった。 この結果を基に、シミュレーション状況において視線分析カメラを用いた研究をする予定であったが、昨年度もコロナが流行しており、その影響でICU看護師に、対面での研究協力を得ることができなかった。そのため、文献検討を行い、シミュレーション状況の具体的検討や、データ収集法法について検討した。 2023年度は、コロナも落ち着きつつあるので、シミュレーション状況の設定だけでなく、人工呼吸器や患者の設定を検討し、データを収集に着手しまとめ、研究目的を達成する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナの影響で、研究対象者のICU看護師に対面での研究協力を得ることができなかったため
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今後の研究の推進方策 |
研究メンバーと共に、データ収集方法について検討すると共に、エキスパートナースに協力してもらいプレテストを実施し、必要な箇所を修正した上でデータ収集・分析・結果をまとめたいと考える。
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