研究課題/領域番号 |
19K22772
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山中 龍也 京都府立医科大学, 医学部, 特任教授 (20323991)
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研究分担者 |
高島 康郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (50621083)
田村 沙織 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50756210)
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | がん患者 / 自律神経機能 / ケアプログラム / 自律神経 |
研究開始時の研究の概要 |
がん患者のがん種毎および抗がん剤レジメンと自律神経障害やがんサーバイバーの自律神経障害の詳細な検討を行う。がん患者の自律神経機能障害の実態が明らかにされ、より適切なケアプログラム、副作用対策、薬物療法開発の端緒となる可能性が期待される。さらに、化学療法誘発自律神経機能障害モデルのin vitro, in vivoの確立は、将来の化学療法誘発自律神経機能障害の病態の理解とその治療法の開発に貢献するものと考えられる。
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研究成果の概要 |
緩和ケア病棟では、清潔のケアとして機械浴が行われている。機械浴のケアを生理学的・心理学的な指標を用いて検証した。機械浴前後での生理学的指標として腋下温、脈拍数、血圧、心拍変動のスペクタル解析から副交感神経、交感神経、自律神経機能の基礎活動指標の定量評価を実施した。心理学的指標は状態・特性不安検査を使用した。生理学的指標については機械浴後に脈拍数のみ低下傾向を示し、バイタルサイン・自律神経機能の大きな変化は認められず、機械浴の安全性が示唆された。心理学的指標については、状態不安が機械浴後に有意に低下した。また、実際の患者さんの言葉から患者さんへのリラックス効果を示唆する所見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者の自律神経機能障害の実態が明らかにされることにより、がん患者の抱える自律神経機能障害を早期に診断し、より科学的なエビデンスに基づくケアプログラム、副作用対策、介入療法の開発の端緒となる可能性が考えられる。
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