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熱中症予防を目指した熱放散反応のガラニン関連メカニズム解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K22795
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関筑波大学

研究代表者

藤井 直人  筑波大学, 体育系, 助教 (00796451)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード皮内透析法 / ペプチド / 熱中症 / 神経ペプチド / 体温 / マイクロダイアリシス / 地球温暖化
研究開始時の研究の概要

本研究は3年計画 (2019-2021年) で行う。実験では、本研究代表者が世界で初めて開発した新型の透析プローブ を用いる。本研究では、①体温上昇時の皮下でガラニン及びガラニン様ペプチドが増加するのか、②ガラニンとガラニン様ペプチドを皮下に投与することで、熱放散反応が亢進するのか、③体温上昇時の熱放散反応がガラニン受容体ブロックにより抑制されるのか、をそれぞれ検討する。以上の結果より、熱放散反応のガラニン関連メカニズムを解明する。

研究成果の概要

熱放散反応に及ぼすガラニンの役割解明を目的として、①安静加温実験、②局所加温実験の2種類行った。本研究結果より、安静加温時の発汗応答にガラニン受容体は関与するが、皮膚血管拡張応答にはガラニン受容体1が部分的に寄与することが示唆される。しかし、局所加温による皮膚血管拡張応答にガラニン受容体は影響しないことが示唆される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

地球温暖化は世界各国が取り組む重要な問題である。地球温暖化を食い止めるため、これまで各国は様々な対策を提案してきたが、未だ根本的解決策は見出されておらず、気温の上昇は不可避である。地球温暖化が進行している中、2020年には夏季オリンピックが東京で行われたり、夏季であっても屋外で学校体育や労働活動を余儀なくされる場面が多々ある。ゆえに、効果的な熱中症予防法を打ち出すことは、安全確保の観点から極めて重要である。本研究で得られた知見は、熱放散反応の機能向上に向けた具体的方策の開発に貢献し、ひいては、暑熱下でのスポーツ活動や、学校体育、労働現場における熱中症の発生件数を大幅に低下させると期待される

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2023-01-30  

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