研究課題/領域番号 |
19K22805
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
小笠原 理紀 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10634602)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | Puromycin / Proximity Ligation Assay / タンパク質合成 / 新生タンパク質 / ミオシン / イメージング / Proximity ligation assay / 筋原線維タンパク質 / 新規合成タンパク質 / SUnSET法 / 筋原線維形成 / 局在化 / 可視化 / クリックケミストリー / 近接ライゲーションアッセイ |
研究開始時の研究の概要 |
新規に合成されたタンパク質は局在化されることによってはじめて機能を発揮することができる。骨格筋が太く強くなるためには既存の筋原線維へ新規に収縮フィラメントが追加(筋原線維形成)される必要があるが、近年筋原線維形成に関わるタンパク質が運動や加齢によって変化することが報告されている。本研究では新規に合成されたタンパク質の局在化観察手法を確立し、これまで測定することができなかった新規合成タンパク質の筋原線維形成動態の可視化を試みる。筋原線維形成の亢進は筋力増加を伴った筋肥大に必須であり、新規技術の確立のみならず、骨格筋量・機能調節研究にブレークスルーを起こす評価指標になる可能性がある。
|
研究成果の概要 |
新規に合成されたタンパク質の局在化はタンパク質がその機能を発揮するために重要である.本研究では,Puromycinの新規合成ペプチドへの結合を利用したアプローチにより筋線維内における新規合成タンパク質の局在を可視化できる可能性を示した.また,新生ミオシンの局在が可視化できたことから,筋原線維形成動態を可視化できる可能性を示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規に合成されたタンパク質の局在化はタンパク質がその機能を発揮するために重要である.収縮タンパク質であるミオシンは筋原線維構造において機能を発揮することから,新生ミオシンの筋原線維構造への追加を可視化することは骨格筋量や機能の調節メカニズムの解明において重要であると考えられる.本研究では新生ミオシンの局在を可視化することに成功した.今後,新生ミオシンがリボソームにおいて合成される過程から筋原線維構造に追加される過程や定量手法等を詳細に検討することで,骨格筋量・機能の調節メカニズムや真に骨格筋量・機能の改善に効果的な手法の検討が可能となると考えられる.
|