研究課題/領域番号 |
19K22810
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
福田 博也 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90294256)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 歩行リハビリテーション / 歩行計測 / スマートインソール / リハビリテーション / 健康科学 / スポーツ科学 / 人間生活領域 |
研究開始時の研究の概要 |
■研究の目的:「歩き方」や「走り方」を評価するために,市販の安価なセンサと他の材料を組み合わせて,足底荷重分布と足圧中心軌跡,足部アーチの動的変化を携帯端末でリアルタイム計測できる,低コストで使い捨てが可能な歩行計測用機器を開発する。 ■研究の意義:「高価で,高性能な」部品と特殊な加工技術を用いる精密機器開発における従来の発想を転換させ,誰でも入手できる「安価で,低精度な」部品を用いて,これまでと同等以上の性能をもつ歩行計測用機器の開発に挑戦する。研究成果は,スポーツ指導,転倒メカニズムの解明,下肢機能の評価,術前・術後の比較分析を行う場面で貢献し,歩行分析の発展に学術的・社会的意義をもたらす。
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研究成果の概要 |
歩行中の床反力と足圧中心軌跡の動的変化が携帯端末においてリアルタイムで確認できる,低コストで使い捨てが可能な歩行計測用スマートインソールの開発に取り組んだ。その中で,床反力と足圧中心軌跡の動的変化を計測するためのフィルム状3軸フォースセンサを安価なセンサと他の材料を組み合わせて実現した。評価用の実験装置を構築することにより,その基本性能を明らかにした。さらに,使用場面を想定した形で被験者実験を行い,日常的に「歩き方」を評価するための精度を有していることを確認した。開発した歩行計測用スマートインソールは,スポーツ指導の現場での利用や歩行リハビリテーションでの下肢機能の評価を行う場面で利用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果は,日常的に「歩き方」や「走り方」を把握することは勿論のこと,スポーツ指導の現場での利用,歩行リハビリテーションでの下肢機能の評価,術前・術後の比較分析を行う場面で貢献する。さらに,本研究で開発した歩行計測用スマートインソールの有用性を,方向転換,段差歩行など日常的に起こり得る突発的な動作や,高齢者や障害者で確認できれば,躓き・転倒メカニズムの解析や身体的弱者のための生活空間や住宅設計にも貢献すると考えられる。
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