研究課題/領域番号 |
19K22820
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
町田 修一 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (40421226)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | サルコペニア / レジスタンス運動 / 枇杷葉 / 漢方薬 / 筋横断面積 / 筋肥大 / 生薬 / 筋タンパク質合成シグナル / 筋サテライト細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢期の男性と女性には、歴然とした筋肉量の差が存在する。本研究では、閉経後の女性骨格筋で認められる筋損傷後の再生能の低下や脂肪蓄積に対する漢方薬の予防効果について、骨格筋幹細胞のエピジェネティクスに着目して検討する。
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研究成果の概要 |
漢方薬は、加齢に伴う体の不快や不調、病後・術後の体力低下や虚弱体質の改善などの目的に使われることが多く、サルコペニア該当者やその予備軍が何かしらの漢方薬を日常的・長期的に服用していることが予想される。我々はこれまでに、一過性筋力運動による筋タンパク質合成を相乗して高める漢方薬として枇杷葉(ビワヨウ)を同定した。本研究では、自然閉経の高齢期ラットを用いて、筋力トレーニングによる筋肥大へ及ぼす枇杷葉の影響について検討した。本研究の結果から、枇杷葉が閉経後の女性の骨格筋量と筋力を増加することが示唆されたが、筋力トレーニングとの組み合わせによる相乗効果は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴い骨格筋の筋肉量および筋力は低下する。本研究では、サルコペニアの予防・改善に有効である筋力トレーニングと漢方薬を組み合わせことによってサルコぺニアの予防改善効果を高められるかどうかを検証した。本研究の成果ではそのような漢方薬を見いだせなかったが、今後は、今回の実験モデルを用いることで、軽い筋力トレーニングでも漢方薬の服用によって、通常の筋力トレーニングと同程度の効果が見い出せる漢方薬の同定ができる可能性が考えられる。
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