研究課題/領域番号 |
19K22839
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 博樹 東京大学, 情報基盤センター, 教授 (60610649)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | センサネットワーク / サウンドスケープ / DTN |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「動物装着型マイク網による高線量空間可視化」を目的とする。福島原発事故により放出された放射性物質が野生動物に及ぼす影響調査を遠隔から安全に実現するシステムが求められている(IAEA報告書)。本研究では、A) 生態相互作用と融合した省電力型な動物装着型マイク・ネットワーク機構、B) 重度被曝した動物の健康状況の変化を鳴き声情報の可視化から明らかにする機構、を高線量空間(帰還困難区域内)に実際に構築して有効性評価することで目的を実現する。
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研究成果の概要 |
本研究は「動物装着型マイク網による高線量空間可視化」を目的とする。福島原発事故により放出された放射線物質が野生動物に及ぼす影響調査を遠隔から安全に実現するシステムが求められている(IAEA報告書)。本研究では、A) 生態相互作用と融合した省電力型な動物装着型マイク・ネットワーク機構、B) 重度被曝した動物の健康状況の変化を鳴き声情報の可視化から明らかにする機構の研究開発を行った。得られた知見を国際会議等で発表したほか、国際協力分野で活かせることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際原子力機関(IAEA)のチェルノブイリ原発事故報告書では、被曝した野生動物群の数世代に渡る被曝状況とその影響の調査は、学術的・社会的に非常に重要であると報告されている。東京大学石田(生物と科学2013)は、福島第一原子力発電所周辺の、特に高濃度の放射性物質が検出されている阿武隈山地北部地域において、野生動物の被曝モニタリングを行っている。本モニタリングでは、自動録音装置を設置し、 500地点以上で動物音声の取得を目標にしているが、長期に亘って継続的に情報取得を行うためには、研究者の労力だけでは困難と報告している。本研究はこの課題の解決に資する活動である。
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