研究課題/領域番号 |
19K22858
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
宇津呂 武仁 筑波大学, システム情報系, 教授 (90263433)
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研究分担者 |
乾 孝司 筑波大学, システム情報系, 准教授 (60397031)
齋藤 有 聖徳大学, 教育学部, 准教授 (60732352)
石川 由美子 宇都宮大学, 共同教育学部, 教授 (80282367)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 絵本 / 発達心理学 / 読み聞かせ / 発達順序 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,発達心理学の課題に情報学手法で取り組む「情報発達心理学」を創成する.そして,(a) 従来より用いられている絵本読み聞かせ場面観察結果の書き起こしテキスト,質問紙調査の結果得られる発達経過描写テキスト,および,新しい情報源である大規模絵本レビューを自然言語処理する情報学手法の適用により,「絵本を媒介とする発達」事例50種類以上を網羅的に収集する.さらに,(b)収集した事例をクラスタ分析および順序性分析する情報学手法の適用により,「絵本を媒介とする発達」に関わる知見を網羅的にマイニングする.
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研究成果の概要 |
本研究では,「絵本を媒介とする子どもの発達」に関する発達心理学の課題に取り組んだ.本研究では,特に,情報学手法を用いるアプローチについての研究を行った.具体的には,(a) 質問紙調査結果の分析,および,新しい情報源である大規模絵本レビューを自然言語処理する情報学手法の適用により,「絵本を媒介とする子どもの発達」事例を収集した.さらに,(b)収集した事例の分析を行い「絵本を媒介とする子どもの発達」に関わる知見を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの認知発達メカニズムの解明の中でも,「絵本を媒介とする子どもの発達」の解明は重要課題の一つである.しかし,その発達順序の詳細,および,絵本の種類ごとの特徴に関しては,十分な研究がされて来なかった.この発達心理学の課題に対して,本研究では,情報学手法を用いるアプローチで取り組んだ.特に,大規模絵本レビューを自然言語処理するアプローチにより,絵本の種類ごとの特徴を多数収集することができており,その意義・有用性は高い.
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