研究課題/領域番号 |
19K22930
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池 道彦 大阪大学, 工学研究科, 教授 (40222856)
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研究分担者 |
井上 大介 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70448091)
黒田 真史 大阪大学, 工学研究科, 助教 (20511786)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 微細藻類 / バイオマス / 成長促進細菌 / 藻類 / 生長促進細菌 |
研究開始時の研究の概要 |
藻類は第3世代バイオマスといわれ、多用途での活用が期待されているが、バイオマス生産コスト化が実用化の障壁となっている。他方、我々は、藻類の成長を促進させることのできる共生細菌(MGPB)が下排水や環境水中に存在することを発見した。そこで本研究では、藻類とMGPBの共生関係を活用した実用的な藻類バイオマス高効率生産技術の基礎の確立を目指し、資源価値の高い藻類に有望なMGPBを下排水等からスクリーニングし、それらの生理・培養特性、藻類成長促進スペクトル、及び成長促進メカニズムの解明を試みる。
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研究成果の概要 |
本研究では、微細藻類と共生して成長促進させることのできる細菌(MGPB:microalgae-growth promoting bacteria)を活用した微細藻類バイオマス高効率生産技術の基礎を確立することを目的とし、Euglena gracilisを研究対象として、下水中からMGPBを検索し、そのMGPBとしての特性を調査した。研究結果から、Cloacibacterium sp. S9がEuglena gracilisの成長及びパラミロン生産を促進する能力を有することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
藻類は第3世代バイオマスといわれ、将来の再生型エネルギー資源や肥・飼料、バイオリファイナリ材料など、様々な用途における活用が期待されている。本研究の成果は、藻類バイオマス生産の高効率化を進めるにあたり大きな意義を有するものと期待される。また、本研究では、Cloacibacterium属の細菌がEuglena gracilisの成長及びパラミロン生産の促進作用を有することを世界で初めて明らかにすることができ、関連分野の学術発展にとっても意義を有するものと考えられる。
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