研究課題/領域番号 |
19K22966
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
粟津 邦男 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30324817)
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研究分担者 |
西村 隆宏 大阪大学, 工学研究科, 助教 (10722829)
間 久直 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70437375)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 計算機臨床試験 / レーザー治療 / レギュラトリーサイエンス / 医療機器評価 / in silco試験 / 医療機器 / 光治療 / レーザー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,光治療のための新規光学デバイスに対する安全性・有効性評価を計算的手法 にて実施するコンピュテーショナル臨床試験法を確立する.これまで物理空間で実施され ていた光治療における前臨床試験・臨床試験を計算機上で再現することにより,迅速・低コストな最先端光デバイスの臨床応用に向けた定量評価が可能となる.実現に向け,光治療の光照射条件に応じた光・生体組織相互作用の数理モデルの構築,高精度な数値パラメータ実測,臨床成果を活用した計算機的手法による確度向上により,確度の高い光治療シミュレータを実現する.
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研究成果の概要 |
本研究は,光治療のための新規光学機器に対する安全性・有効性評価を計算的手法にて実施するコンピュテーショナル臨床試験法を確立を目的に行った.実現に向け,光治療による生体への作用を計算機上にて再現する光治療シミュレータを構築した.また,シミュレータに用いるためのヒト皮膚組織の光学特性値を取得した.本シミュレータを用い,レーザー治療機器による作用の定量比較を行い,熱損傷の観点から安全性を評価する手法を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超短パルスレーザーなど,光学機器に関する技術進展は日進月歩であり,光治療のさらなる高度化や新たな治療法の創出につながる.ただし新規光学機器の臨床応用には,時間や費用コストが障壁となっている.これは臨床応用までのデバイスラグ・ギャップを生じさせるだけでなく,新規機器開発を躊躇させる要因となり,光治療分野の進展を妨げる.本研究で提案する光治療におけるコンピュテーショナル臨床試験では,これまで物理空間で実施されていた前臨床試験・臨床試験を計算機上で再現し,迅速・低コストな最先端光学機器の臨床適用に向けた評価手法を提供できる.
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