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古代語複合動詞の敬語の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K23064
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0102:文学、言語学およびその関連分野
研究機関大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所

研究代表者

呉 寧真  大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語変化研究領域, プロジェクト非常勤研究員 (10846380)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード複合動詞 / 客体敬語 / 謙譲語 / 通時的 / 日本語歴史コーパス / 古代語 / 敬語 / コーパス
研究開始時の研究の概要

本研究は、複合動詞の敬語形について、客体敬語に着目し、通時的な研究を行い明らかにするものである。複合動詞が客体敬語の形になる場合、異なる形を用いることがある。それはどのような体系になるのかを明らかにし、敬語の視点から、古代語の複合動詞の構造の一部を明らかにする。そして、古代語の複合動詞の存否と、「語彙的複合動詞」と「統語的複合動詞」の分別がないことを検証する。また、変遷する形を観察することから、現代語とのつながりも究明する。

研究成果の概要

本研究は、複合動詞の敬語形について、客体敬語に着目し、通時的な研究を行うものである。複合動詞の客体敬語形を調査し、異なる形を分類し、その形をとる理由を分析する。そして、全体的にどのような偏りがあり、どのような体系になるのかを明らかにし、敬語の視点から、古代語の複合動詞の構造の一部を明らかにすることを目的とする。この目的を達成するために、国立国語研究所の「日本語歴史コーパス」(CHJ)を利用し、客体敬語の形になる複合動詞を検索した。その結果、2段階の敬意の使い分けが見られないが、体系があることが分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、これまでの研究ではふれることが少ない客体敬語に着目している。また、国立国語研究所の「日本語歴史コーパス」(CHJ)を利用し、客体敬語の敬語独立動詞を持つ動詞を検索した。コーパスを使用することで、各時代から用例収集できた。すなわち、本研究は従来特定の時代や特定の作品に集中する研究と異なり、共時的にある時代の敬語構造を究明でき、また、通時的に変遷を観察することができた。さらに、CHJを使用することから、本研究は研究データーのアノテーションを公開し、すべての研究者と資料を共有できる。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 動詞に前接する「まゐる」「まうづ」「まかづ」「まかる」2021

    • 著者名/発表者名
      呉寧真
    • 雑誌名

      国語研究

      巻: 84 ページ: 43-60

    • NAID

      40022530529

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 中古語複合動詞の客体敬語の形2021

    • 著者名/発表者名
      呉寧真
    • 学会等名
      「通時コーパス」シンポジウム2021オンライン
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 中世語の複合動詞の敬語形2019

    • 著者名/発表者名
      呉寧真
    • 学会等名
      NINJALサロン
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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