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マーク・トウェイン初期作品における自伝的構築と北米先住民表象の黙説的連関

研究課題

研究課題/領域番号 19K23089
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0102:文学、言語学およびその関連分野
研究機関山梨英和大学

研究代表者

杉村 篤志  山梨英和大学, 人間文化学部, 講師 (70846667)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードマーク・トウェイン / ネイティブ・アメリカン / 南北戦争 / 自伝 / 良心 / シャーウッド・アンダソン / 怨恨 / アメリカ文学 / 人種 / 先住民
研究開始時の研究の概要

本研究は、19世紀アメリカにおける「マニフェスト・デスティニー」の拡張主義のもとで沈黙・周縁化されてきたネイティヴ・アメリカン迫害史に光をあてて、マーク・トウェインの初期テクストにおける自伝的構築と北米先住民表象の黙説的連関を精査する。

研究成果の概要

1850年代から1860年代にかけてのマーク・トウェインの最初期の断章、雑誌記事などにおけるネイティブ・アメリカン表象と、そこに内包される屈曲された自伝性を精査した。また、「マニフェスト・デスティニー」の拡張主義のもとで沈黙・周縁化されてきた先住民迫害史への関心をもとに、トウェインの口語的語りの後続世代への影響を再吟味するうえで重要な位置を占める作家シャーウッド・アンダソン『卵の勝利』の研究を行った。論文「卵のかなしみ -- シャーウッド・アンダソン『卵の勝利』における人種、重力、発話困難性」を発表した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

1990年代にLucy Maddoxらによって指摘されてきた「米文学研究におけるネイティヴ・アメリカンの周縁化」の問題はトウェイン研究史においても例外ではなく、先住民の存在を主たる検討主題とする包括的研究は、2018年のKerry Driscoll, Mark Twain Among the Indians and Other Indigenous Peoplesの刊行を待たねばならなかった。本研究は、Maddoxらが提示した問題意識への現代的応答であるとともに、トウェイン最初期作品における先住民表象に内包される自伝的含意の精査を通して、Driscollの研究成果を発展的に継承するものである。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 卵のかなしみ2021

    • 著者名/発表者名
      杉村篤志
    • 雑誌名

      山梨英和大学紀要

      巻: 19 号: 0 ページ: 1-12

    • DOI

      10.24628/yeiwa.19.0_1

    • NAID

      130008020576

    • ISSN
      1348-575X, 2187-0330, 2433-6467
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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