研究課題/領域番号 |
19K23127
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0104:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
|
研究機関 | 国立民族学博物館 (2021) 東京外国語大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
Mori Albertus.Thomas 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 外来研究員 (70849835)
|
研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 華人キリスト者 / 華人 / プロテスタント / 越境 / 福音派 / 国民国家 / インドネシア / ミッション / 中華性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、インドネシアにおける中国に出自を持つプロテスタント信者に着目し、特に2000年の華人文化禁止政策の解除以降、「中国人らしさ」を強調するような華人文化の復興活動に対して、彼らがいかに伝道活動などの信仰実践を通じて一定の距離を保ちながら独自の文化解釈を試みているのか、その現状を参与観察と聞き取り調査を中心とする現地調査から明らかにするとともに、「中国人らしさ」を考察と議論の基準とした従来の華人研究に疑問を呈し、「華人」と区別する「華人キリスト者」という独自のカテゴリーの成立可能性を含めて新たな研究手法を模索することである。
|
研究成果の概要 |
本研究はジャカルタの華人キリスト者を通して、彼らは「華人」というカテゴリーを維持しつつも、日常生活においてキリスト信仰をもとに中国的文化を否定するという現象を考察する予定であった。しかし新型コロナウイルの影響により、本研究の主な手法であるフィールドワークを実施できなかった。そのために本研究は一旦執行期間を延長したが、2022年2月の時点まで渡航制限が依然に解除されなかったため、本研究を終結して研究費を返還すべきと判断した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は新型コロナウイルの影響により実施できなかった。
|