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近代移行期の大都市周辺地域における人口移動

研究課題

研究課題/領域番号 19K23140
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0104:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
研究機関宮崎産業経営大学 (2020)
愛知工業大学 (2019)

研究代表者

長島 雄毅  宮崎産業経営大学, 法学部, 講師 (80840157)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワード人口移動 / 婚姻移動 / 幕末 / 丹波 / 京都 / 大都市周辺 / 馬路村 / 宗門改帳 / 婚姻
研究開始時の研究の概要

本研究は、幕末の大都市と周辺地域の人口移動、なかでも周辺地域からの「婚姻移動」について、その背景にある社会・経済・環境要因などをふまえて解明していく。このことは、これまで大都市側からの視点で把握されることが多かった人口移動を周辺地域側から捉え直すことによって新たな知見をもたらそうとするだけでなく、近世・近代都市史研究としての意義も有する。具体的には、丹波国桑田郡を対象地域とする予定であり、複数村落の「宗門改帳」を利用することによって、村落レベルと地域レベルそれぞれについて大都市(京都)との関係性について論じていく。

研究成果の概要

本研究は、幕末の大都市と周辺地域間の人口移動、特に婚姻移動について、その背景にある社会・経済・環境などの点から解明することを目的とした。対象とした丹波国の農村では、大都市・京都との間で一定の転出入が観察された。その移動は転出と転入で大きく性格が異なっていた。すなわち、大都市への転出は主に20歳以上で構成された一方、大都市からの転入者は20歳に満たない子どもによる養子入りが多かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、これまで詳らかでなかった幕末の周辺地域から大都市への移動の一端が解明された。すなわち、今後の大都市-周辺地域の人口移動に関する議論の枠組みが提示された点で学術的意義は大きい。また、別の視点からみれば、本研究は近代化・産業化開始直前の大都市の社会に関する議論とも関連する。したがって、近代都市史研究などとの接合を模索していくことも可能であると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 近世日本の人口移動に関する研究の展開―歴史人口学と歴史地理学の関わりから―2021

    • 著者名/発表者名
      長島雄毅
    • 雑誌名

      立命館文学

      巻: 672 ページ: 261-273

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 幕末の大都市周辺地域における人口移動の分析―丹波国桑田郡馬路村を事例として―2020

    • 著者名/発表者名
      長島雄毅
    • 学会等名
      日本人口学会関西地域部会・2019年度研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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