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東日本大震災からの住宅再建における選択の社会構造的要因と納得構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K23244
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0108:社会学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

平川 全機  北海道大学, 文学研究院, 特任助教 (30572862)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード東日本大震災 / 復興 / 住宅再建 / 人びとの選択 / 社会構造的要因 / 納得 / 選択
研究開始時の研究の概要

本研究は、東日本大震災によって被災し住宅の移転を余儀なくされた人びとがどのような選択をしたのか社会構造と人びと自身がその選択にどのように納得しているか言説の双方から明らかにしようとするものである。東日本大震災で住宅を被災した人びとがどこでどのように住宅を再建させるのかには、各種の住宅再建を支援する制度や居住予定地域の生活環境などの社会構造的な要因で決まる一面がある。一方で、当事者自身の志向性など主体的な選択である側面も持ち合わせている。本研究では、その双方を同時に解明しつつ、両者の関係を明らかにする。

研究成果の概要

本研究では、東日本大震災によって住宅を失った被災者が行った住宅再建をめぐるさまざまな選択を社会構造的要因と当事者の納得構造の2側面からの解明を行おうとしたものである。新型コロナウイルスの感染拡大により現地での新たな聞き取り調査の実施が困難となったため、これまでの調査実績の再分析により以下の知見を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、東日本大震災による津波被害からの人びとの生活の復興過程を分析する新たな分析枠組みを提唱することができた。社会学分野において、災害研究は人命救助や生活支援と言った面では速攻性が見えづらい側面もある。一方で、社会学的に人びとの生活復興過程を分析することによって、社会学分野の災害研究の深化だけではなく、現状の分析からの改善の方向性の示唆や、これまでの復興の評価、今後来る災害における復興政策や制度の改善などに対する基盤的な情報提供に繋げることができたと言える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 環境と社会の〈あいだ〉を問うまなざしは,津波災害といかにして相対してきたか : 「復興」活動の過程への参与「実践」と,「調査」との往来から2021

    • 著者名/発表者名
      黒田 暁 , 平川 全機
    • 雑誌名

      環境社会学研究

      巻: 27 ページ: 22-37

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 津波被害と生活再建:東日本大震災の研究動向の整理から2020

    • 著者名/発表者名
      庄司知恵子・平川全機
    • 雑誌名

      岩手県立大学社会福祉学部紀要

      巻: 22 ページ: 65-74

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 津波被災地における『復興』活動への参与実践と調査との往復2021

    • 著者名/発表者名
      黒田暁, 平川全機
    • 学会等名
      環境社会学会 震災・原発事故特別委員会 研究例会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 漁業再生とコミュニティ再生―宮城県石巻市 北上町十三浜:変動に対するアダプティブな 地域漁業(4)2019

    • 著者名/発表者名
      髙崎優子, 黒田暁, 平川全機
    • 学会等名
      地域漁業学会第61回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2023-01-30  

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