研究課題/領域番号 |
19K23258
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0108:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
谷岡 謙 中京大学, 文化科学研究所, 特任研究員 (90852260)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 階層帰属意識 / 社会意識 / 階層意識 / 社会階層 / 生活満足度 / 主観的社会的地位 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、現代日本における階層帰属意識の規定メカニズムを計量的に明らかにすることである。近年の階層帰属意識は、階層的地位との関連が継続的に強まっており、階層的地位が階層帰属意識を通じて、その後の階層的地位に影響を与えるという再帰性が実証されつつある状況にある。本研究では、近年注目されるグループレベルの階層帰属意識規定メカニズムを明らかにし、近年の階層帰属意識の変化メカニズムを解明することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、グループレベルでの階層帰属意識の規定メカニズムを計量的に明らかにすることである。 Finite Mixture Modelsといった潜在クラスモデルを用いて、階層帰属意識の時点間比較を行い、「静かな変容」のより詳細な検証を行った。 その結果、「静かな変容」は①高階層性クラスの構成割合が増加、②高階層性クラスの階層性がさらに上昇、という異なる段階を踏んで進行したことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、階層帰属意識研究において、グループレベルでの視点や分析方法を新たに提示した点に、大きな学術的意義があると言える。 今後の階層帰属意識の規定構造を検証する際にも、特に階層性の強弱に基づくグループ性は、その性質の変化を捉える際に重要な視点になると考えられる。
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