研究課題/領域番号 |
19K23283
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
田邊 裕子 東京学芸大学, 次世代教育研究推進機構, 助教 (60847911)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 音楽教育 / 身体技法 / 民俗芸能 / 音楽学習 / 音楽授業 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、音楽の学びの本質に根ざした音楽授業デザインのために、身体を介したパフォーマンスにおける身体技法の習得過程としての音楽学習をモデル化することを目的とする。そのために、先行理論・実践例の分析および日本伝統民俗芸能保存会におけるフィールド調査を実施する。その上で、ジャンルの違いを越え、身体技法を習得しパフォーマーとなっていく学習過程の共通原理を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、教師が授業デザインする際の適用可能性を念頭に置きつつ、ジャンル横断的に適用できる身体技法習得としての音楽学習過程をモデル化することを目的とし、文献調査および民俗芸能保存団体におけるフィールド調査を実施した。その結果、授業デザインに際して教師は、練習と本番を有機的に関連づけて構成すること、そして習得段階を基礎とその後の段階に分け、それぞれに適した指導法や学習内容を配列することが必要となることを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、音楽実践に参与すること、すなわち、実践への参与者が共同体や集団の中で独特の身体技法を習得していく文化化のプロセスを音楽の学びの重要な特性としてと捉え、この視点に基づいた音楽学習過程モデルの構築を目指した。本研究で提示する学習モデルはジャンル横断的に適用可能であるため、様々なジャンルの音楽実践に対して汎用的に用いることができ、教師が現場の実態に合わせて援用することが可能となる。
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