研究課題/領域番号 |
19K23319
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
豊福 彬文 宮崎大学, 国際連携センター, 客員研究員 (00843319)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 創作ダンス / SOUSAKU-DANCE / EDU-Portニッポン / 日本型教育の海外展開 / SDGs / 持続可能 / 双方向の学び / 日本の教育の問い直し / 誰一人取り残さない世界 / 日本型教育の海外輸出 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、研究代表者が「平成26年度文化庁新進芸術家海外研修制度」で調査したルーマニアのダンス教育の実態(全ての子供に「ダンス」の学びが保障されていない)が研究動機の発端となっている。研究着手のきっかけは、2016年の「倉敷宣言」と同じく、2016年にスタートした「日本型教育の海外展開事業」(EDU-Portニッポン)である。この事業を活用すれば、日本型教育の「創作ダンス」で「誰一人取り残さない世界」(SDGs)に貢献できるのではないか、と考えた。研究遂行のために、NPO法人MCDCが採択・実施したルーマニアの取組を展開モデルに、他の国にも「創作ダンス」を輸出し、展開モデルの汎用性を実証する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的(①「EDU-Portニッポン」パイロット事業として「NPO法人MCDC」が形成した「創作ダンス」の海外展開モデルの汎用性を実証する②本研究の成果を日本に逆輸入し「創作ダンス」の取組数の増加を図る)を達成するために、7カ国で海外展開モデルの実践研究を行なった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンラインを活用した実践研究にシフトし、「双方向の学び」や「日本の教育の問い直し」(EDU-Port2.0)のコンセプトに沿った持続可能な海外展開モデルをデザインした。今後の課題と共に「創作ダンスの海外展開」が誰一人取り残さない世界(SDGs)の実現に貢献する事業であることを学会等で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続可能な開発目標(SDGs)においては、教育が目標の一つに位置づけられている(2016年)。G7倉敷教育大臣会合において採択された「倉敷宣言」においても、教えや学びの改善を通じてSDGsに貢献することが盛り込まれている。こうした状況の中、官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」が開始した。2021年度までの5年間で世界36の国と地域で数多くの事業が実施されている。その中で「ダンス」を取り扱ったプログラムは本研究対象の1件だけであることからも、「創作ダンス」の海外展開モデルの構築は意義のある実践研究である。
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