研究課題/領域番号 |
19K23320
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 新見公立大学 |
研究代表者 |
高橋 彩 新見公立大学, 健康科学部, 助教 (10845449)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 特別なニーズ / 集団 / 交流 / 相互作用 / かかわり / 集団参加 / 集団への参加 / 特別支援教育 / インクルージョン / 子ども同士の関わり / インクルーシブ保育・教育 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、通常の学級や幼稚園等にも特別なニーズのある子どもたちが在籍している。インクルージョンの流れを汲み、多様な実態を持つ子どもたちがメインストリームと呼ばれる場で過ごす機会が今後増えていくことが予想される。本研究では、特別なニーズのある子どもを含んだ集団における教育・保育場面を対象として、①子ども同士の関わりの生起に関連する要因とそれが行動・学習に与える影響、②子ども同士の関わりを促進するための教師の働きかけを明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、特別なニーズのある子どもを含む集団場面において子ども同士の相互作用とその変遷を観察し、特別なニーズのある子どもがクラスメイトと仲間関係を形成するプロセスを明らかにすることを目的とした。まず、交流及び共同学習の文献的検討の結果、交流及び共同学習の多くは「体育」「音楽」などの実技系教科や部活動、行事等で行われる傾向が見られた。また、認定こども園での継続的な観察の結果、観察後期に近づくほど「他者との遊びと楽しさの共有」が頻繁にみられるようになった。支援者の手立てとしては「活動に関する具体的な提案をすることによる誘い」「対象児の望ましい行動を認め伝える」などが行われていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、特別な教育的ニーズのある子どもを含む集団における関係形成のプロセスおよび子ども同士の相互作用を促進するために支援者が用いる技法について、実際の事例(特別支援学校に在籍する児童の交流及び共同学習の場面・認定こども園に在籍する特別なニーズのある幼児の生活場面)をもとに検討を行った。この研究の知見は特別な教育的ニーズのある子どもたちを含む集団を支援していく際の参考資料となり得ると考えられる。
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